物流DX推進の提携
2024-09-11 11:34:13

BIPROGYがダイアログとZenportと提携し物流DXを推進

BIPROGY株式会社は、2024年9月2日に株式会社ダイアログおよび株式会社Zenportとそれぞれ販売代理店契約を締結し、ロジスティクスサービスを強化することを発表しました。この新たな提携は、国内の企業が直面する物流のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させることを目的としています。

2024年問題と物流業界の現状



近年、物流業界は2024年問題をはじめとする複雑な課題に直面しています。この問題は、労働環境の変化やEC市場の拡大による物量の増加などが背景にあり、物流業界は深刻な労働力不足を抱えています。特に物流倉庫においては、ドライバーの待機時間の最小化を図ることが求められています。

さらに、国際物流サプライチェーンにおける不安定性、地政学的リスク、コロナウイルスの影響といった要因が重なり、供給や輸送の安定性が損なわれる事態が続いています。このような状況下で、企業はサプライチェーン全体の管理が必要とされています。

BIPROGYの新たな取り組み



BIPROGYは、ダイアログとZenportとの提携を通じて、物流業界が抱える課題に対し、効果的なソリューションを提供します。特に、今回の提携によって活用される製品には、ダイアログのSaaS型WMS(Warehouse Management System)「W3 MIMOSA」と、Zenportが提供するデータ連携プラットフォームが含まれています。

W3 MIMOSAの特徴


「W3 MIMOSA」は、簡単に導入できるクラウド型倉庫在庫管理システムです。このシステムは550社以上に導入実績があり、入荷や出荷、在庫管理などの業務がデジタル化され、物流の効率性と品質の向上を実現します。シンプルなユーザーインターフェースは、ECプラットフォームや他の管理システムと連携するための柔軟性を持っています。月額41,250円(税込)から利用可能で、中小企業でも導入しやすい価格帯です。

Zenportのサプライチェーンマネジメントサービス


一方、Zenportの提供するサプライチェーンマネジメントサービスは、国際的なデータ連携の最前線を行っています。このシステムは、非構造化データと構造化データの両方を連携し、受発注から在庫管理までの過程をリアルタイムでトラッキングすることが可能です。特に、地政学的なリスクや気象による影響を考慮した柔軟な管理が求められる時代において、ストレスを感じずに輸入業務を行うための強力なツールとなるでしょう。

未来への展望



BIPROGYは、今後も先進的な技術を提供する企業と提携して、国内のサプライチェーンに関わるさまざまな課題解決に取り組んでいきます。輸送能力不足や配送品質の低下といった問題を解消し、顧客の業務効率を向上させることを目指しています。また、持続可能な社会の実現に向けて、新しい価値を創造する取り組みも加速していく予定です。

このように、BIPROGY、ダイアログ、Zenportが連携して進める取り組みにより、今後の物流業界はさらに効率的かつ柔軟な仕組みに変わっていくことでしょう。先進的な技術の導入が進む中、国内企業の物流・輸出入業務のDX化が期待されます。


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