地域の命をつなぐ救急車更新プロジェクト
姫路市に拠点を置く社会医療法人三栄会では、地域の救急医療体制の強化を目指して新たな挑戦を始めることとなりました。30年間地域の皆さまを支えてきた救急車の更新が必要とされている中、2024年10月23日からクラウドファンディングサイト「READYFOR」にて資金調達を開始します。
ツカザキ病院の歴史と役割
1963年に創立したツカザキ外科病院から始まり、現在では406床を擁するツカザキ病院と、130床の三栄会広畑病院を運営するなど、地域医療を支える重要な役割を果たしています。特にツカザキ病院は中播磨医療圏域と西播磨医療圏域の境目に位置し、年間6,000件以上の救急患者を受け入れることで多くの命を救っています。
ツカザキ病院は急性期医療を提供し、三栄会広畑病院では回復期医療を実施するなど、継続的な医療サービスが整っています。このような体制により、地域の医療機関との連携を深め、患者さんの移動を円滑に進める仕組みが構築されています。
救急車の老朽化と新たな決断
現在ツカザキ病院が保有する救急車のうち1台は、1994年に導入されたもので、約30年にわたり地域の医療に貢献してきました。年月が経過する中でサスペンションの劣化や故障が目立つようになり、安全面を考慮する必要が出てきました。
「地域の皆さまに安心して利用してもらえる医療を提供するために、走行時の安全面は最優先事項です」と院長の夫由彦氏は語ります。「名残惜しい気持ちはありますが、新しい救急車が必要です」と続ける彼の表情には、責任感と使命感が宿っています。
クラウドファンディングの概要
今回のクラウドファンディングでは、7,000,000円を目指しています。この資金は、老朽化した救急車両の更新に加え、クラウドファンディングの実施費用に使われます。目標が達成された場合は、さらに院内設備の更新や災害対策などの活動にも充てる予定です。
プロジェクト情報
- - プロジェクト名: 姫路でつなぐ命のバトン|地域連携の要となる救急車更新へ
- - 期間: 2024年10月23日(水)~2024年12月20日(金)
- - URL: READYFORプロジェクトページ
地域のご支援がカギ
地域医療を地域全体で支えるという理念のもと、多くの病院と連携しながら活動しているツカザキ病院。この取り組みは、地域の方々とともに進めていくものです。支援を募ることで、医療の未来を切り開くお手伝いをしていただければ幸いです。
今後もこのプロジェクトを通じて、地域の健康と安全を守るために尽力していきますので、皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。