沖縄県の屋部土建、業務効率化に「GENBAx点検」を導入
沖縄県名護市に本社を置く株式会社屋部土建が、建設業務の効率化を目指してSORABITO株式会社が提供するクラウドサービス「GENBAx点検」を導入した。この取り組みは、特に始業前点検の漏れを防ぐためのものだ。
「GENBAx点検」導入の背景
建設業界は、デジタル化の進展が遅れがちで多くの課題を抱えている。人手不足や長時間労働が影を落とし、業務の効率化が急務とされている。その中で、SORABITOは、建設現場における点検業務を効率化する「GENBAx点検」を開発した。このサービスは、業務を電子化し、ペーパーレス化を進めることで、効率性と正確性を向上させることができる。
屋部土建が直面している主な課題は、以下の通りだ。
- - 始業前点検のペーパーレス化を進め、用紙の削減を図る。
- - 点検表の管理を簡素化する。
- - 必要な時に、どこからでも点検表の確認を可能にする。
- - 始業前点検の漏れを迅速に検知できるようにする。
「GENBAx点検」の機能と特徴
「GENBAx点検」は、建設機械の始業前点検に加え、設備や足場の点検、作業員の健康チェックなど多様な点検業務をペーパーレス化する。具体的な特徴には以下が挙げられる。
1.
スマホでの点検: ダウンロード不要のスマートフォンアプリを使い、建機や設備の点検、作業員の健康状態を簡単に確認できる。
2.
リアルタイム集計と共有: 点検結果はスマホで登録し、リアルタイムでPCでも確認できる。これにより、作業の状況を瞬時に把握でき、報告会などでの確認時間を大幅に削減。
3.
電子承認機能: PCやスマホから承認作業を行えるため、社内での回覧が不要となり、承認プロセスがスムーズに。多段階承認も可能で、より効率的な業務運営を実現する。この特徴により、屋部土建は迅速にデータを処理し、業務のデジタル化を加速化させる。
SORABITOの取り組み
SORABITOは「はたらく機械のエコシステムを共創する」を目指し、建設現場に必要な資材の調達や稼働管理の最適化を進めている。自社が提供する「i-Rentalシリーズ」など、さまざまなサービスを通じて建設業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進している。
屋部土建における「GENBAx点検」の導入はこれらの活動の一環であり、建設現場の安全性や生産性の向上にも繋がると期待されている。今後も建設業界の様々なニーズに応えるために、新機能の開発やサービスの改善に取り組む姿勢を見せている。
まとめ
屋部土建の「GENBAx点検」導入は、建設業界の効率化を図るための重要な第一歩だ。業績向上と従業員の労働環境改善を同時に実現することを目指して、屋部土建とSORABITOは今後も協力しながらさらなるデジタル化を推進していく。これにより、建設業界は大いに期待される改善を遂げることができるだろう。