JOGMEC新戦略発表
2025-03-31 10:20:29

JOGMECが新たなエネルギー技術戦略を策定、持続可能な未来に向けた一歩

JOGMECの新たな技術事業戦略



2025年を見据えた新たなエネルギー技術戦略が、JOGMEC(新エネルギー・産業技術総合開発機構)によって策定されました。東京都港区に本部を置くこの機関は、二酸化炭素の貯留に関する法律(CCS事業法)や、低炭素水素社会の実現を目指す法律(水素社会推進法)の施行を背景に、エネルギー事業の持続可能な発展を進めることを目指しています。

エネルギー政策の転換点



JOGMECの新たな技術事業戦略は、2025年3月31日の施行を予定しているCCS事業法や水素社会推進法、さらに2025年2月に閣議決定された「第7次エネルギー基本計画」などを反映しています。この戦略は、低環境負荷型のエネルギー資源の開発支援を強化し、特にCCSおよびCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)技術の導入を進める内容となっています。

3つの柱からなる戦略



新たな技術事業戦略は、以下の「3つの柱」と「技術基盤」で構成されています:
1. エネルギー安定供給の維持拡大(石油・天然ガス事業領域):石油や天然ガス供給の安定性を確保し、エネルギー供給の多様化を図る。
2. 持続可能な国際社会発展への貢献(水素等新規事業領域):水素エネルギーの利用促進や新規事業の開発を通じて、国際的なエネルギー社会の進展に寄与。
3. エネルギー・資源開発における課題解決(CCS事業領域):CCS関連技術の導入により、環境負荷の低減を推進。

この戦略の基盤となるのは、技術力や人材の維持・強化です。JOGMECは、技術開発と技術支援を通じて、エネルギーの安定供給とカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを進めます。

適応力の高い組織への進化



エネルギー事業本部は、技術面での支援の他にも、ファイナンスや情報収集の支援など多面的なサポートを行い、エネルギー政策の実現に向けて積極的に動いています。また、リスクマネーの供給など経済的側面を含めた包括的な支援が可能な組織として、政府が掲げるエネルギー政策(S + 3E:Safety, Energy Security, Economic Efficiency, Environment)に基づいた活動を進めていきます。

これからの方向性



JOGMECの新たな技術事業戦略は、持続可能なエネルギーの未来に向けた重要なステップとなります。これにより、国内外におけるエネルギー市場の変化に柔軟に対応しながら、低炭素社会の実現に向けた具体的な施策を推進し、国民生活の向上にも寄与することが期待されています。

参考資料

JOGMECの取り組みが今後どのように展開されるのか、注目が集まります。


画像1

会社情報

会社名
JOGMEC
住所
東京都港区虎ノ門2-10-1虎ノ門ツインビルディング
電話番号
03-6758-8106

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。