NPO法人せいぼが立命館大学にて講演会を実施!
2025年7月3日、NPO法人せいぼは滋賀県の立命館大学びわこくさつキャンパスにおいて、学生を対象とした講演会を開催しました。このイベントは、国際課が企画し、マラウイの給食支援とソーシャルビジネスの仕組みについての詳細な情報提供が行われました。また、参加学生との座談会も実施され、活発な意見交換の場となりました。
滋賀県での新たな活動
せいぼにとって、滋賀県での活動は初めての試みでしたが、国際関係や協力に興味を持つ学生たちと接することができ、刺激的な経験となりました。琵琶湖にふれたキャンパスの環境の中で、マラウイ湖を連想させる状況での活動は、両者の水にまつわる想いがつながる機会でもありました。
講演者の紹介
今回講演を行ったのは、せいぼじゃぱんの代表を務める山田真人氏です。彼は、上智大学で教育を受け、2016年からマラウイの学校給食支援に関わり始め、2019年にはNPO法人せいぼの理事長に就任しました。彼は、日本での資金調達や団体運営に力を尽くし、企業や学校とのつながりを深めながら、マラウイの現地の状況を広く伝える活動を続けています。
講演の内容
山田氏は、チャリティ活動をどのように持続可能にしていくかという視点から、大学生に向けてメッセージを伝えました。「新たなビジネスの形」の発展を考える上で、学生たちの意見が未来へのヒントになると感じさせる講演でした。
JALTとのご縁
講演のきっかけについて、山田氏は、特定非営利活動法人全国語学教育学会(JALT)のイベントでのコーヒー提供から始まったと語ります。北海道での学会に参加した際に、立命館大学の教員から講演への招待を受けました。このように、JALTが新たな出会いの場となり、さらなる関係構築に寄与していることが伺えます。
学生の反応
学生たちは、マラウイについての知識がある者、せいぼのオンライン授業を受けた経験のある者が多く集まり、より深い議論が生まれました。質疑応答では、「チャリティ」という言葉の使い方や、営利活動を選ばない理由についての質問が寄せられ、より積極的な関心を示してくれたのです。一人の学生からは、「日本の子ども食堂と協力できないか?」との提案もあり、山田氏はこれは地域と国際という新たな視点からの気づきとして非常に印象的だったと述べています。
今後の活動
山田氏は、琵琶湖とマラウイ湖の形が似ていることをあげ、滋賀県の行政とも連携を図りたい意向を見せました。このつながりを通じ、地域と国際を結ぶ新たな活動が展開されることを期待しています。
編集後記
今回の講演では、参加者がマラウイという国について既に知識を持っているためか、いつもより深い議論を展開できたことが印象的でした。特に、「日本の子ども食堂との協力」という具体的なアイデアが出たことは、今後の活動に一層つながる可能性を秘めています。また、滋賀県との関係構築にもつながる話が生まれ、大きな収穫となりました。今後、この経験を他の活動にも還元し、さらに広げていけたらと考えています。
せいぼの活動について
せいぼは、マラウイの就学率向上を目指し、学校給食支援を中心に活動しています。教育環境の向上に寄与するため、オリジナルコーヒーの販売や授業活動、イベント参加なども行っています。今後も、エシカルな取り組みに注力し、より多くの支援が得られるよう努めていきます。
私たちと一緒に、子供たちの未来を明るくする活動に参加しませんか?ご支援をお待ちしています!