明治、サステナブルカカオ豆調達100%達成へ！カカオ産地支援で児童労働や森林減少問題解決に貢献

株式会社明治は、持続可能なカカオ豆生産の実現に向け、「2026年度までに明治サステナブルカカオ豆の調達比率100％」を目指してきました。そして、2024年度中にその目標達成が見込まれることを発表しました。

明治サステナブルカカオ豆とは、農家支援を実施した地域で生産されたカカオ豆のことです。明治は、カカオ豆の生産地域や農家が抱える社会課題の解決に貢献するため、2020年3月から、農家支援を実施したカカオ豆のみを調達するという方針を掲げてきました。この取り組みの結果、当初の目標より2年前倒しで、2024年度中にサステナブルカカオ豆の調達比率100％を達成する見通しとなりました。

明治独自の農家支援活動「メイジ・カカオ・サポート」

明治は、カカオ豆の生産地域における児童労働や森林減少といった課題解決のために、2006年から独自の農家支援活動「メイジ・カカオ・サポート」を展開しています。社員が直接カカオ産地を訪れ、農家の抱える課題を理解し、様々な支援を行ってきました。

具体的な支援内容としては、以下の様な取り組みが挙げられます。

栽培方法や病害虫の管理方法に関する勉強会の実施
栽培に必要な苗木センターの開設
カカオ豆の発酵法などの技術指導
井戸の整備や学校備品などの寄贈を通じた生活支援

これらの活動を通じて、カカオ農家の生活向上を図り、持続可能なカカオ生産の実現を目指しています。

カカオの可能性を広げる「ひらけ、カカオ。」プロジェクト

明治は、カカオ豆の生産地域における課題解決に加え、カカオそのものの可能性を追求する「ひらけ、カカオ。」プロジェクトを2022年3月に立ち上げました。このプロジェクトでは、カカオを新たな素材として捉え直し、カカオの経済価値向上と産地への還元を目指しています。

具体的には、以下の様な取り組みを行っています。

カカオ新素材を使った「カカフル」「カカウェル」シリーズの限定販売
カカオハスクをアップサイクルしたライフスタイルブランド「CACAO STYLE」のローンチ
* カカオ由来の保湿成分「カカオセラミド」の世界初の素材化発表

明治は、「カカオに関わるすべての人が笑顔になる」というビジョンのもと、カカオの可能性を追求し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。