MirAI-X V1.9:新たな安全管理を実現するAI
SOREST株式会社が開発したAIソフトウェア「MirAI-X(みらいえっくす)」は、監視カメラの映像をリアルタイムに解析し、作業者の転倒を早期に検知し、管理者へ即座に通知するシステムです。特に2025年6月に施行された改正労働安全衛生規則に対応したこのソフトウェアの最新版V1.9が2026年8月3日より出荷開始されます。
熱中症対策の重要性
改正労働安全衛生規則は、一定の高温環境下での作業において事業者に熱中症対策を義務付けています。熱中症による体調不良や転倒事故の早期発見、迅速な救助の実現は、現場での安全管理においてますます重要視されています。MirAI-Xは、転倒事故そのものを防ぐものではなく、事故後の早期検知と迅速な通知によって救助や治療に要する時間を短縮し、現場の安全を守る技術です。
バージョンアップの背景
最近の現場では、作業者の高齢化や外国人労働者の増加など、さまざまな問題が浮上しています。特に、一人作業や密閉空間での事故対策が求められています。これらの課題に応えるために、MirAI-Xは進化を遂げました。特に一人作業時の安全管理や高齢者の事故対応において、その効果を発揮します。
MirAI-Xの特長
MirAI-Xの大きな特長は、監視カメラの映像をAIが解析し、転倒を検出した際にはパトライトやメール、スマートフォンに通知がされる点です。転倒として認識される条件は「床面に倒れた状態が数秒間続いていること」とし、誤検知を避けるための学習も行われています。このため、工場や建設現場の実状に即した判定が可能です。
技術的な特長
MirAI-X V1.9は、AI学習用データを従来の約2倍に増やし、検知精度を向上させました。評価環境での検知率は90%を超え、誤検知はほぼ発生していません。また、人物の外観や姿勢を画像から直接解析する方式が採用されており、迅速かつ軽量な処理が可能です。これにより、現場での警報に対する慣れによる反応遅れの問題も克服しています。
導入のしやすさ
MirAI-Xは、一般的なオフィスPCにインストールして利用できるため、サーバー専用機を必要とせず比較的容易に運用を始められます。最大16台のカメラを同時に解析でき、新設・既設を問わず、監視カメラシステムに接続できます。
販売情報
MirAI-X V1.9はオープン価格で販売され、商社や流通事業者を通じて提供されます。また、無料で体験できる試用キットも用意されており、各事業者が製造・販売するデバイスへの移植にも対応しています。
想定される市場
このAIソフトの導入が見込まれる現場には、熱中症が発生しやすい環境や一人作業が行われる工場、建設現場、研究室、倉庫、オフィスビルなどが挙げられます。特に、安全に対する意識が高まる中で、MirAI-Xは効果的なツールとしての役割を果たすでしょう。
会社概要
SOREST株式会社は、東京都新宿区に所在し、2019年に設立された企業です。情報セキュリティ分野で豊富な実績を持つMarkAny Co., Ltd.と連携し、AI技術の導入で業務の効率化と安全性向上を支援しています。
安全対策を万全にし、現場の働く人々を守るための新たな一手となる「MirAI-X」に期待が寄せられています。