新型コロナウイルスとデータサイエンスの未来
新型コロナウイルスの影響は、私たちの生活や社会に深刻な変化をもたらしており、その理解と対応は未だ進行中です。このような状況の中、情報・システム研究機構は令和3年3月2日、オンラインシンポジウム「新型コロナ禍に挑むデータサイエンス」を開催します。これは、データサイエンスを通じて新型コロナウイルスの影響を捉え、今後の社会に対する貢献を模索する試みです。
シンポジウムの概要
シンポジウムは、午後4時から午後7時40分までの間に、さまざまな講演と討論を行い、一般の参加者や学生、教職員、研究者を対象としています。参加には事前の登録が必要ですが、参加費は無料で、オンラインで手軽に参加できるのが特徴です。詳細な情報は特設ウェブサイトに掲載されています。
講演テーマとプログラム
シンポジウムでは、著名な研究者による講演が行われます。特に注目されるのは、京都大学の西浦博教授による「新型コロナウイルス感染症の数理モデルによる疫学データ分析」という招待講演です。また、国立情報学研究所の喜連川優所長が「コロナ禍が示唆する高等教育のニューノーマル」と題して特別講演を行います。
さらに、5つの講演とその後の総合討論も予定されています。これには、遺伝学や統計学、情報学といった異なる分野に基づく発表が含まれ、研究の最前線から新型コロナウイルスへの取り組みが報告されます。
講演のラインアップ
以下はシンポジウムでの講演予定です:
- - 井ノ上逸朗(国立遺伝学研究所 教授):ゲノム解析からみえるSARS-CoV-2の特性について。
- - 村上大輔(統計数理研究所 助教):COVID-19流行の地理的要因を解明するための統計モデリングについて。
- - 斎藤正也(長崎県立大学 准教授):メタ・ポピュレーションモデルに基づく地方への感染リスク分析を探ります。
- - 水野貴之(国立情報学研究所 准教授):人流ビッグデータを用いた1年の振り返り。
- - 橋田元(国立極地研究所 教授):新型コロナ禍による南極観測の変化。
講演後には、全てのパネリストによる総合討論も行われ、参加者がリアルタイムで質問することも可能です。
スポンサーと参加者への呼びかけ
このシンポジウムは、情報・システム研究機構にとって、データサイエンスの重要性を広く周知し、参加者同士の知識交流を促進する絶好の機会です。新型コロナウイルス対策とその先駆的な研究をもとに、私たちの未来を共に考える場として、多くの方々の参加を期待しています。
参加に興味がある方は、特設ウェブサイトから早めに登録してください。新たな知見を共有するこの貴重な機会をお見逃しなく!