博多一幸舎プロデュースの豚骨ラーメンが屋台文化を刷新する

博多一幸舎の新たな挑戦

福岡市中央区天神に位置する「多国籍屋台 El Bajon（エル・バホン）」が注目を集めています。この屋台では、福岡の名物「博多豚骨ラーメン」が正式メニューに加わり、地域の屋台文化に新しい風を吹き込むことに成功しました。元祖泡系豚骨ラーメンで名高い博多一幸舎がプロデュースを手掛けたこのラーメンは、冬季限定から通年提供へと進化し、多くのラーメンファンの心を掴んでいます。

『多国籍屋台 El Bajon』とは？

イタリア、メキシコ、スペインの料理を提供する「多国籍屋台 El Bajon」は、2021年7月にオープンしました。屋台のシェフである大坪裕哉氏は、世界30か国を旅し、その地で味わった料理を忠実に再現し提供しています。看板メニューであるジャマイカの「ジャークチキン」をはじめ、各国の本格的な料理を楽しめる旅先の屋台の雰囲気が魅力です。

豚骨ラーメンの魅力

今回、博多一幸舎が手がけた豚骨ラーメンは、あっさりとしながらも豚骨の豊かな風味を感じることができる逸品です。お値段は700円で、特に飲み会後のシメにぴったりと評判です。この絶妙な味わいは、「優しい味で食べやすい」と、訪問客から高く評価されています。

バリエーション豊かなメニュー

El Bajonでは、豚骨ラーメンだけでなく、ジャークチキン（1,100円）や、フランスの家庭料理「クレープ・サレ」(800円)、福岡発祥の「焼きラーメン」(800円)など、実に多彩な料理を楽しめます。各国の料理と組み合わせた新しい形の屋台体験を提供することで、福岡の食文化をさらに広げているのです。

店舗の背景と導入の経緯

大坪店主が屋台でラーメンを提供することを決めた背景には、観光客が多く集まる天神エリアの餌食の多さが影響しています。「自分の料理に自信があるが、何を提供するかという点でインパクトが必要だ」と感じた大坪氏は、博多を代表する豚骨ラーメンがその決め手になると考え、導入を決意しました。この挑戦は、博多一幸舎の経験値と大坪氏の熱意が結実した結果です。