海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト合宿概要
2024年8月17日から19日の間、千葉県勝浦市で「海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト」の四期生による海洋研究合宿が行われました。このプロジェクトは、海や3D技術に興味がある中学生を対象とし、次世代に豊かで美しい海を受け継ぐことを目的としています。日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」に基づき、海を通じて人々がつながる場を提供します。
合宿の目的と意義
本合宿では、海洋基礎講義や博物館見学、フィールドワークを通じて、参加者が海の生態や環境に興味を持ち、今後の研究に役立てることを目指しました。全国から集まった中学生たちは、8ヶ月間の活動を共にし、研究テーマを決めるための交流を深めることも重要な目的でした。
初日:基礎講義と早朝体験
合宿初日、中村玄先生が宿泊施設で海洋に関する授業を行い、参加者は熱心にメモを取りながら聞き入っていました。また、東京海洋大学の院生や卒業生もサポート役として参加し、大学での研究についてのアドバイスも行われました。さらに、漁師さんの協力を得て、早朝3時半から伊勢海老の網の掃除体験をする機会を得ました。
二日目:博物館見学と個別面談
二日目は、千葉県立中央博物館分館海の博物館を訪れ、珍しい海洋生物の展示を見学しました。参加者たちは、普段の生活では見られない生物に興奮し、知識を交換して楽しみました。さらに講師との個別面談を通じて、自分の研究テーマを深掘りし、3D技術を用いた表現方法についても話し合いました。また、好きな海洋生物のスケッチをし、観察力を養うためのレクチャーも行われました。
三日目:フィールドワーク
最終日は、海岸で班に分かれて磯探索を実施しました。海に親しんでいる研究生たちは、様々な生物を捕まえ、その生態を解説する姿が印象的でした。自然と触れ合い、実地での学びを体験することで、参加者はさらに深い理解を得ることができました。
参加者の感想
参加者たちは合宿を通じて、様々なことを感じ取ったようです。「網の種類や海藻の量が違うことに驚いた」、「研究発表での成果に向けて全力で取り組みたい」など、多くの気づきを得た様子が伺えました。また、全国から集まった仲間たちと切磋琢磨することで、大きな刺激を受けたとも語られています。
未来への続き
日本3D教育協会が主催したこのプログラムは、次世代の研究者たちにとって貴重な体験となりました。研究を通して、彼らが海に興味を抱き、未来の環境保護活動へとつながることが期待されます。また、この合宿を通じて、海の大切さやその美しさを認識し、次世代にその価値を引き継ぐ役割を果たすことが重要です。これからの活動がどのように進展していくのか、今から楽しみです。