叡啓大学、国内初のPM Award奨励賞を受賞
広島市に位置する叡啓大学が、世界的なプロジェクトマネジメント協会PMI(Project Management Institute)主催の「PM Award 2025」で奨励賞を受賞したというニュースが、広く報じられています。この受賞は、大学が産学官連携を通じて社会的価値を創出した証として、特に注目されています。
共創プロジェクトとは?
叡啓大学が誇る「共創プロジェクト」では、企業が抱える課題の解決や新規事業の創出に向けて、教員や学生と企業がチームを組んで取り組む実践型のプログラムです。この取り組みの狙いは、学生に実践的なスキルを学ばせるとともに、企業に対しても新しい視点や解決策を提供することです。
過去の実績
具体的な実績として、令和5年度には広川株式会社と連携し、「事業推進フェーズ実証としての新規事業の認知獲得」をテーマに活動しました。また、令和6年度では株式会社シンギと協力し、「減プラに寄与する新しい容器フィルム蓋デバイスの活用支援」に取り組んでいます。こうしたプロジェクトは、企業のニーズに応えるだけでなく、学生自身の成長にもつながっています。
PM Award 2025とは?
PM Awardは、プロジェクトマネジメントの重要性を広めるために設けられた制度で、PMI日本支部が主催しています。この賞は、未来創造に資する優れたプロジェクトを表彰するもので、全国から多数の応募が寄せられます。専門家によって選考され、過去にはトヨタ自動車や東日本旅客鉄道など日本を代表する企業が受賞しています。このような中で叡啓大学が受賞したことは、大変意義深いことだと言えるでしょう。
授賞式の様子
令和7年10月25日に東京都内で行われた授賞式には、叡啓大学の産学官連携・研究推進センターから定金基教授が出席し、共創プロジェクトに参加していた学生2名もお伴しました。授賞式では、各受賞団体の事例紹介や参加者同士の交流が行われ、プロジェクトマネジメントに関する知見の共有が行われました。特に、学生が体系的かつ実践的にプロジェクトマネジメントを学び、実際のビジネスシーンでその知識を活かしていることが評価されました。
今後の展望
叡啓大学では、2023年度も複数の企業と共創プロジェクトを進めており、2026年3月26日にはその成果報告会を計画しています。この受賞を契機に、地域や企業、団体とのさらなる連携強化を目指してまいります。今後も叡啓大学の産学官連携に注目が集まることでしょう。
本大学の取り組みについては、広くメディアからの取材も受け付けています。詳細については、公式サイトでも情報が公開されていますので、ぜひご覧ください。
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