カナダ・BCブルーベリー、2020年シーズンの状況と生産計画について
カナダ・ブリティッシュ・コロンビア州に位置するBCブルーベリー協会は、2020年のブルーベリーシーズンの展望を明らかにしました。新型コロナウィルス(COVID-19)の影響の中でも、協会のメンバーである農家や加工業者は、労働者や顧客の健康を最優先にし、業務を継続しています。
BC州は600を超えるブルーベリー農家と12,140ヘクタールの栽培面積を誇り、世界有数のハイブッシュ・ブルーベリーの生産地となっています。フレッシュブルーベリーの収穫シーズンは7月から9月までで、冷凍ブルーベリーは一年中販売されます。
過去5年間の収穫量は平均72,575トンであり、2020年も同様のトレンドが続く見込みです。フレッシュと冷凍ブルーベリーはおおむね均等に分かれると予測されています。
主なブルーベリー品種は、シーズン初期ではデューク、中期ではドレーパーやブルークロップ、後期にはリバティ、エリオット、オーロラが挙げられます。これらの品種はそれぞれの時期に収穫され、フレッシュな状態で市場に出回ります。
販売形態としては、フレッシュブルーベリーはさまざまなサイズで提供されており、一般的なパックは6オンス(177ml)や12オンス(355ml)から、32オンス(946ml)といった大容量も選べます。冷凍ブルーベリーは30ポンドや1500ポンドのトートやドラムとして卸売されており、家庭用には600g、1キロ、2キロのポリ袋パックもあります。
BCブルーベリー協会は、COVID-19に関する状況の変化を注意深く監視し、迅速に対応しています。生産現場では、新たな食品安全基準を導入し、労働者には必要な個人用防護具(PPE)を提供、フィジカルディスタンスのトレーニングや消毒手順を強化しています。さらには、衛生管理にも徹底的な注意が払われています。
このような徹底した対策を講じることで、安心して美味しいBCブルーベリーをお届けする準備を整えています。現地農家やパッカーの努力により、消費者は自宅で安全に高品質なブルーベリーを楽しむことができるのです。
BCブルーベリーの生産者リストや詳細情報は、日本版ホームページ(
BCブルーベリー協会)で確認できます。
BCブルーベリー協会の使命
BCブルーベリー協会は、80年以上のブルーベリー栽培の知見と実績をもとに、600以上のハイブッシュ・ブルーベリー農家を代表する非営利団体です。ブルーベリー産業の振興を目的に、販促や調査、啓蒙活動に努めており、年々需要が増す中で、栽培面積は11,000ヘクタール以上に拡大しています。
協会は消費者のために、高い品質と食品安全基準を維持するため、農家や加工業者と連携し、徹底した管理を行っています。畑から食卓まで、BC州産のブルーベリーがどのようにして育まれ、届けられているのか、そのプロセスを常に見直し続けています。
問い合わせ先
BCブルーベリー協会 日本連絡事務所 (ウィタンアソシエイツ内)
URL:
BCブルーベリー協会
担当: 黒瀬
メール:
[email protected]