中学生のための職業イベント「リアルで学ぶキャリア図鑑」
2025年7月14日(月)、東京都立産業貿易センター浜松町館で、中学生を対象とした職業調べイベント「リアルで学ぶキャリア図鑑」が初めて開催されました。このイベントには約700名の中学生が参加し、多様な業界や職種について直接学ぶ貴重な機会となりました。主催者は株式会社マイナビで、これまでにない大規模なキャリア教育イベントが実現しました。
開催の背景と目的
マイナビは全国の中学校でキャリア教育を推進する出張授業を行っており、今回のイベントはその活動の延長線上にあります。調査によれば、大学1・2年生の多くがキャリアの方向性に迷いを抱いている一方、早くから進路を考える中高生が多いことが明らかになっています。このため、中学生が実際の業界を知り、職業選択の視野を広げるための場を提供しました。出展企業は社会貢献活動の一環として協力し、イベントは無償で行われました。
イベントの内容
企業ブースの展開
本イベントには19の企業・団体がブースを設け、中学生に向けたプレゼンテーションや体験型ワークショップが行われました。各ブースでは、業種や職種の説明に留まらず、具体的な仕事内容や他業種との関連性も紹介され、中学生が職業に対する理解を深めるためのアプローチが取られました。
例えば、新潮社のブースでは雑誌編集の一部を体験する機会があり、実際にラフスケッチを描いたり、キャッチコピーを考えたりすることで、新聞・雑誌制作の魅力を感じられました。また、コーセーのブースでは美容部員の役割について学び、実際の製品の使用方法について説明される講義も行われました。
参加した中学生たちは、「多様な職業が社会を支えていることを学んだ」「普段見ているものがどう作られているかを知って驚いた」「知らなかった職業に出会えて将来の選択肢が広がった」といった感想を寄せており、イベントが進路を考えるきっかけとなったことがわかります。
カードゲームを通じた体験
また、マイナビが独自に開発したカードゲーム教材の体験ブースも設置され、子どもたちはゲームを通じて職業の多様性を学ぶことができました。この体験を通じて、17,000以上の職種が存在し、それらが100以上の業種に分かれていることを実感しました。参加者からは「楽しいゲーム形式で職業について学べた」「多くの職業があることがわかり、新しい発見があった」との声が上がりました。
担当者のコメント
マイナビの担当者は、今回のイベントを通じて各業界のリアルな声を届けられたことを嬉しく思うとし、実際に働く方からの話を聞くことができた中学生が、今後のキャリア選択において前向きに考える手助けをできたと感じています。「一人でも多くの中学生が職業への理解を深め、未来の選択肢を増やすきっかけになれば」と強調しました。
イベントの概要
- - イベント名称:リアルで学ぶキャリア図鑑
- - 日時:2025年7月14日(月) 10:00~16:00
- - 会場:東京都立産業貿易センター浜松町館
- - 主催:株式会社マイナビ
- - 参加企業:新潮社、コーセー、DHL、東京消防庁、JR東日本 など
- - 参加者:中学生689名
マイナビは今後も子どもたちの可能性を広げ、一人ひとりが自分の未来を考えるきっかけを提供していく予定です。