京都こども宅食プロジェクトとは?
京都こども宅食プロジェクトは、生活困難な家庭を支援することを目的として2019年にスタートしました。京都市の4つの区(伏見区・中京区・北区・山科区)で成功裏に実施され、今年度からはさらに上京区と東山区へもプログラムを広げることとなります。このプロジェクトは、食品や日用品、文房具を支援家庭に届けることで、地域とのつながりを強化し、親子の生活をサポートしています。
2024年度の目標は、3,000万円の寄付を集め、6,000箱の宅食を提供することです。この目標を達成するために、一般サポーターの募集も始めることになりました。具体的には、10月6日に実施予定の宅食梱包作業会で新たなサポーターを募集し、同時にプロジェクトの愛称も発表します。
支援の背景と必要性
近年、「こども食堂」など地域での居場所を提供する活動が増えていますが、「こども宅食」のような取り組みが必要な理由は、声を上げられない家庭が存在するからです。統計では、京都市において相対的貧困率は15.4%に達しており、特に一人親家庭の貧困は深刻な問題です。
社会福祉法人あだち福祉会や「こども宅食応援団」との協力により、このプロジェクトは京都初の政令指定都市での実施となります。これにより、地域の困難を抱える家庭をより的確に支援できる体制が整っています。
パートナー募集と地域拡大への展望
これまでプロジェクトは京都府からの補助金や法人パートナーからの支援によって運営されてきましたが、全11行政区への展開を実現するため、個人パートナーも募集することになりました。目標は月3,000人のサポーター獲得、寄付総額3,000万円、宅食提供数6,000箱です。
希望するサポート方法としては、単発寄付と月額寄付の2種類があり、寄付額は1,000円から10,000円までの4つの選択肢があります。サポーターには活動報告書や特典などが提供される予定です。
マンスリーサポーター愛称募集
プロジェクトの認知を高めるため、マンスリーサポーターにふさわしい愛称を募集しています。応募期間は2024年9月12日から9月30日までで、選考結果は10月6日に発表されます。この機会に、プロジェクトへの理解を深め、関わることができるチャンスです。
参加募集の詳細
宅食の梱包作業会は、2024年10月6日(日)にGLM株式会社で開催され、参加費は無料です。参加者は飲み物やタオルなどを持参し、ボランティアとして手伝うことができます。
利用者の声
実際に利用している家庭からは、子どもたちが届けられた食材に喜んでいるという声が多数寄せられており、感謝の気持ちを表明しています。このように、プロジェクトは家庭の絆を深め、地域の一体感を育む役割を果たしています。
東京こども宅食プロジェクトは、これからも成長を続け、社会の隅々にいる困難を抱える家庭に寄り添っていきます。今後の活動を通じて、より多くの人々が支援し、関心を持ってくれることを期待しています。詳細については、公式サイトをご覧ください。