『いきつけいなか』受賞
2023-10-31 13:54:55
『いきつけいなか』がグッドデザイン賞を受賞!地域とのつながりを深める新サービス
地域との関係を深める新公募サービス『いきつけいなか』
2023年に入ってから、地域との新たな関わり方として『いきつけいなか』というサービスが注目を集めています。このサービスは、田舎とのつながりを持ちながら、実際に移住を考える人々が相互理解を深める手助けを行うもので、先日その優れたデザインと理念が評価され、グッドデザイン賞を受賞しました。
『いきつけいなか』とは何か?
『いきつけいなか』は、田舎との出会い、交流、そして日常生活に触れることを通じて、地域とのつながりを育むサービスです。参加者が「いきつけ度」を設定し、自分のペースで地方との関係を深めることができるのが特徴です。また、全国の地域おこし協力隊との連携により、スムーズな人材育成が行われるなど、参加者には多くのメリットがあります。
サービスの成り立ちと背景
近年、地方移住が増える一方で、移住者が地元の人とうまく関係を構築できないケースが多く、その結果、地域との距離が生まれることも少なくありません。『いきつけいなか』の考案者である小野氏自身が、東京から高知県の日高村に移住した経験を活かし、地域との相互理解を深めるためのサービスとしてスタートしました。月に一度以上、ボランティア活動を通じて地元の人と関わりを持っていたことが、今の活動につながっています。
このサービスは、移住者だけでなく、受け入れる側にも多くの利点をもたらします。相互の理解が深まることで、より良い人間関係が築かれ、双方が幸せに感じられるでしょう。例えば、いきつけの居酒屋にたびたび訪れるように、田舎との関係も時間をかけて育むものなのです。
評価を受けてのコメント
グッドデザイン賞の評価コメントでは、「このシステムを考えた人は、酒好きに違いない」と言われています。このように、相手との関係性を構築していくプロセスに対する理解が、地域へ移住することへの障壁を減らすことに大いに寄与するとの意見が寄せられています。また、アートディレクターの水口克夫氏も、このサービスが地方移住者が抱える課題に対して素晴らしい解決策であると評価しています。地域の「いきつけ」の場所を創ることで、日本全体のエコシステムが変化する可能性があると期待されています。
高知県日高村の魅力
日高村は美しい仁淀川に沿って広がる村で、交通の便も良好です。地方移住が進む中で、村の人口は減少傾向にありますが、逆境を強みとして捉え、様々な事業と連携しながら地域活性化に努めています。『いきつけいなか』は、こうした地域のチャレンジに寄与する重要なプロジェクトといえるでしょう。
小野氏が代表を務める一般社団法人nossonは、関係人口を創出し、地域を盛り上げる活動を行っています。彼らの取り組みは、ただ単に移住を促進するだけでなく、地域に根ざした新たな共創のあり方を模索しています。地域と人がつながりを持つことで、より豊かな未来を描く手助けになります。
このように、注目の『いきつけいなか』は、地元との強い絆を築くための新たな試みとして、今後の地方振興においても大きな役割を果たしていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人nosson
- 住所
- 高知県高岡郡日高村沖名3-2
- 電話番号
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