ロイヤルホールディングス株式会社と双日株式会社は、日本のホテル業界において新たな一歩を踏み出しました。両社は、アールエヌティーホテルズが展開する新たなホテルブランド「THE BASEMENT」の第1号店として、『THE BASEMENT HOTEL Osaka Honmachi』を2025年4月18日に開業することを発表しました。この新ブランドは、大阪市西区に位置し、地域の魅力を活かしたホスピタリティを提供します。
2021年2月に締結された資本業務提携に基づき、ロイヤルホールディングスと双日は効率的な戦略的パートナーシップを構築してきました。これにより、外食事業の海外展開や国内カフェ事業など、両社の強みを活用した新規事業に取り組んでいます。今後、ロイヤルホールディングスが持つホテル事業の運営に関するノウハウと、双日が誇るプロジェクトマネジメントや不動産のバリューアップ技術を融合させ、更なる舞台の拡大を目指します。
新たなホテルブランド「THE BASEMENT」は、訪れるすべての人々に質の高い食とホスピタリティを提供し、多様化する宿泊ニーズに応えることを目標としています。特にインバウンド需要の増加を見越し、業界のトレンドに合わせた柔軟なサービスを展開する予定です。また、彼らの新たな取り組みには、対象ホテルの選定・保有を行う特別目的会社を通じた運営体制が組み込まれています。
ロイヤルグループは中期経営計画において、「変革から成長、そして飛躍へ」を目指し、ホテル事業を重要な成長戦略として位置付けています。既存の「リッチモンドホテル」にもさらなる価値向上投資を行い、国際的なラグジュアリーホテル市場への参入も計画しているとのことです。
「THE BASEMENT」では、居心地の良い空間づくりを重視し、独自性と魅力を体現したデザインを採用しています。ブランドロゴには、「居心地の良さ」「独自性と魅力」「強さ」「冒険心や発見」といった理念が込められており、それぞれのゲストが心地良く過ごせる場所を提供することを目指しています。また、デザインにおける余白の使い方は、無限の可能性を象徴しており、地域やゲストとの新たな価値創造を示しています。
『THE BASEMENT HOTEL Osaka Honmachi』は、119室を有する地上14階建ての施設で、地下1階には普段の生活を忘れさせるようなラウンジ空間が設けられています。大阪メトロ四つ橋線の本町駅から徒歩わずか2分というアクセスの良さも、ビジネスやレジャーに訪れるお客様にとって魅力的です。
ロイヤルホールディングスと双日は、この新ブランドを通じてさらなるサービスや商品、価値を共に提供し、企業としての成長を続けていく方針です。今後、地域に根ざす活動を通じて持続可能な成長を目指していく様子が伺えます。新たな時代のホテル業界を見据えたこのコラボレーションは、どのような未来を切り開いていくのか、期待が高まります。