新たなリノベ企画
2019-12-16 08:00:09

スター・マイカグループとツクルバ社が業務提携、新しいリノベーションマンション販売の仕組みを創出

最近、中古マンション市場でリノベーション物件への注目が高まっています。その背景には、消費者のライフスタイルが多様化し、自分らしい住まいを求める傾向が強まっていることがあります。しかし、リノベーション物件の購入には、デザインの選択肢や情報の提供が不足していることが課題とされていました。このたび、スター・マイカグループがツクルバ社と業務提携を結び、リノベーションマンションの新しい販売システムを共同で構築することになりました。

ツクルバ社が運営するリノベーション物件専門メディア「cowcamo」は、会員数が12万人を超える人気プラットフォームです。このユーザーデータを活かし、消費者の好みに応じたデザインパターンの開発を行うことで、マンション購入者はスター・マイカグループが用意する物件の中から、好みのリノベーションスタイルを選ぶことができるようになります。

この取り組みは、リノベーション物件の流通促進はもちろん、内装工事前に複数のデザインを試せる新しい購入スタイルを伴っています。また、将来的にはこの仕組みを外部業者に開放することで、業界全体での高品質なリノベーションマンションの流通を目指しています。

リノベーション業界は今、急速に成長しています。特に、首都圏では2016年以降、中古マンションの成約が新築マンションの供給を上回っており、市場は拡大を続けています。これは、リーマンショック以降の新築供給の減少や、各個人の価値観に inline関した住宅のニーズ増加によるものと考えられます。そのため、多くの事業者が中古マンションを購入し、独自にリノベーションした物件を販売していますが、肝心の消費者ニーズに十分応えられていない状況も見受けられます。

このような課題を解決するために、スター・マイカグループとツクルバ社は提携を結び、ユーザーが求めるデザインや購買の仕組みを新たに開発することを目指しています。年間約1500戸の中古マンションを保有するスター・マイカは、その強みを活かし、多様なレパートリーのリノベーションパターンを提供します。

実際、両社はすでにトライアルを開始しており、利用者からのフィードバックを活用しながら改善を続け、消費者ニーズに合った商品パッケージを展開していく計画です。また、バーチャルリアリティ(VR)技術を導入した販売方式も取り入れ、工事前でも具体的なイメージを持った購入が可能となるようサポートします。

スター・マイカグループの代表、水永政志は、「新しい顧客層のニーズを把握し、それに応じた新しい買い方を開発していく」と語っています。一方、ツクルバの村上浩輝CEOも、「両社の強みを活かし、最良の仕組みを提供するプラットフォームを目指す」と意気込みを示しています。

今後は、ターンアラウンドに向けて新たな顧客層の開拓を目指し、リノベーション業界全体の発展にも寄与する計画です。

このように、スター・マイカグループとツクルバ社の提携は、リノベーション市場に新風を吹き込み、消費者が求める「自分らしい暮らし」を実現する一助となることが期待されます。

会社情報

会社名
スター・マイカ・ホールディングス株式会社
住所
東京都港区虎ノ門四丁目3番1号城山トラストタワー 28階
電話番号
03-5776-2785

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