教育情報セキュリティ向上を目指す新たなコンサルティングパッケージ
エムオーテックス株式会社は、教育委員会や学校現場向けに開発した「ガイドライン対応サポートアカデミー」の新メニューを発表しました。この新メニューは、文部科学省が策定した「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」に基づき、教育機関向けのセキュリティ対策をさらに強化するものです。2025年12月から提供が開始されるこのサービスは、学校と教育委員会が短期間で独自の情報セキュリティポリシーを策定し、セキュリティリテラシーを向上させることを目的としています。
背景と目的
近年、サイバー攻撃や情報漏えいのリスクが高まっており、教育現場における情報セキュリティの強化が重要な課題となっています。文部科学省では、各学校が情報セキュリティ対策をより強化するよう求めており、教育委員会は独自のポリシーを策定する必要があります。しかし、政策の策定が進まない実態も見られ、令和6年の調査では半数しか策定されていないという現状があります。
そうした背景から、MOTEXの新メニューは教育現場が抱えるセキュリティ課題の解決に大きく寄与することが期待されています。KUコンサルティングの高橋邦夫氏が監修し、実践的な援助を行います。
新メニューの特長
この新たなメニューは、短期間でポリシーを策定・改定するための支援を行います。文部科学省が提供するガイドラインのサンプル文を整理した「ひな型」が用意され、各学校が利用しやすい形で提供されます。また、「セキュリティハンドブック(仮称)」も提供され、教職員が必要な知識を身に付けるための教材として活用される予定です。これにより、教育現場のセキュリティリテラシーが飛躍的に向上すると期待されます。
さらに、単発の策定支援に留まらず、定期的な更新や引き継ぎの支援も行うことで、持続可能なセキュリティ体制を構築することを目指します。
価格体系
このサービスには、「ポリシー策定支援コース」と「標準コース」の2つのプランが用意されています。ポリシー策定支援コースは3ヵ月で60万円、標準コースは9ヵ月で120万円という設計です。これにより、教育機関はニーズに応じた形でサービスを利用しやすくなります。
監修者のコメント
高橋邦夫氏は、「教育現場において、情報資産を守り活用することは、将来を担う子どもたちの情報活用能力を育む重要な任務です。この新メニューを通じて、教職員が安心・安全に情報を扱える環境を整えたい」と述べています。彼の豊富な経験と知識が、このサービスの価値を一層高めています。
セミナーの開催情報
MOTEXでは、2025年10月31日に「教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン対策パッケージ」に関するセミナーを開催予定です。オンラインで行われるこのセミナーでは、監修者の高橋氏による解説が行われます。ポリシー策定に悩む教育委員会や関係者にとって、貴重な情報を得る機会となることでしょう。
このように、教育情報セキュリティポリシーに関する新メニューは、教育現場のセキュリティ対策を飛躍的に進化させる可能性を秘めています。これは、教職員が安全に情報を扱うための強力な武器となることでしょう。