法科学鑑定研究所が新たに開始した医療用アルツハイマー病遺伝子検査サービス
法科学鑑定研究所株式会社(東京都小金井市)は、この度医療従事者向けに新しい「医療用アルツハイマー病遺伝子検査」サービスをスタートしました。このサービスの目的は、先進的な遺伝子解析技術を駆使し、アルツハイマー病のリスクを正確に評価することで、予防に寄与することです。
アルツハイマー病の重要性
近年、アルツハイマー病は認知症の主要な原因として注目されています。実際、認知症患者の約70%がこの病気に起因しています。この病は、記憶力の低下、思考能力の減退、さらには行動や感情の変化を引き起こし、患者の日常生活に深刻な影響を及ぼします。特に日本の高齢化社会においては、アルツハイマー病の患者が増えることが急務の課題です。
新サービスの特徴
法科学鑑定研究所の新しい遺伝子検査は、ApoE遺伝子の解析を行い、個々のアルツハイマー病リスクを詳細に評価します。この遺伝子には、特定の型(ε4)があり、この型を持つ人は病気の発症リスクが著しく高まることが知られています。このため、医療従事者はこの解析結果をもとにリスク評価を行い、より適切な予防医学を実践することができます。
高精度なリスク評価のメリット
医療従事者が患者の遺伝的リスクを早期に把握することで、生活習慣の見直しや適切な予防策が講じられることが可能になります。こうした早期介入は、症状の進行を遅らせ、患者の生活の質(QOL)を向上させる効果が期待されています。
実績と信頼性
法科学鑑定研究所では、ISO9001認証を取得した国内ラボにて検査を実施しており、最先端の技術で正確な遺伝子解析を行っています。専門家による詳細な検査結果が提供され、医療従事者が患者に対して最適なアドバイスを行えるよう支援します。
簡便な検体採取と迅速な結果提供
検体採取は口腔内細胞を用いるもので、簡単かつ非侵襲的な手法となっています。そのため、患者の負担を大幅に軽減。検体が所定のラボに到着後、通常5営業日以内に結果が得られるため、迅速な診断と対応が可能です。
手続きと費用について
手続きの流れ
1.
申し込み: 医療機関から法科学鑑定研究所のWebサイトにある専用フォームから申し込む。
2.
DNA採取: 医療機関で専用の綿棒を使用して口腔内細胞を採取。
3.
検体送付: 採取した検体を当研究所に返送し、遺伝子解析を実施。
費用
- - アルツハイマー病遺伝子検査(ApoE遺伝子検査):22,000円(税込)。
法科学鑑定研究所では、医療機関のニーズに応じた柔軟な料金設定を行っており、詳しい見積もりは個別に対応しています。
法科学鑑定研究所の使命
法科学鑑定研究所の目指すところは、医療従事者がアルツハイマー病の予防および診断をより効果的に行えるように、最新の遺伝子解析技術と専門知識を提供することです。患者の健康とQOLの向上に貢献すべく、引き続き取り組んでいきます。アルツハイマー病に関する詳細やご相談は、ぜひ当所までお知らせください。
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