北海道ワイン株式会社が金賞受賞
2025年、日本ワインコンクールで北海道ワイン株式会社が大きな成果を収めました。特に注目すべきは、同社が生産した「北島ヴィンヤード~No.7~ケルナー 2021」が金賞を受賞したことです。この成功は、北海道が多様な品種で高品質なワインを生み出せる産地として成長している証でもあります。
受賞の背景
今回の日本ワインコンクール2025では、約860点ものワインが出品され、審査員たちによる厳正な評価が行われました。その中で、北海道ワイン株式会社は金賞に加えて、銀賞3品目、銅賞7品目を受賞しました。これは、同社が多様な品種でワインを生産し、その質が高く評価されていることを示しています。
カテゴリー別の受賞結果
金賞受賞
- - 『北島ヴィンヤード~No.7~ケルナー 2021』
- 受賞部門:欧州系品種 白
- 希望小売価格:4,059円(本体価格3,690円)
- アルコール度数:14%
このワインは、北海道・余市町の北島農園7番区画で収穫されたケルナー種を使用。低温発酵を施し、白い花や柑橘の香りが漂う端正な辛口白ワインとして仕上がりました。その美しい酸と果実味のハーモニーは、地域のテロワールを存分に表現しています。
銀賞受賞
- - 余市ハーベスト ケルナー スペシャルキュヴェ 2020
- - Experimental Batch ケルナー2023
- - 葡萄作りの匠田崎正伸 ソーヴィニヨン・ブラン2020
これらの受賞商品も、同社が力を入れている多様性と品質をブランドに重ね合わせ、地域の農家との協力の成果です。
銅賞受賞
- - おたるゲヴュルツトラミネール 2020
- - 鶴沼ハーベスト スペシャルキュヴェ ピノ・ブラン 2021
- - 鶴沼ハーベスト スペシャルキュヴェレンベルガー 2021など、多くの銅賞受賞ワインが、各部門で北海道特有の品種を使用しており、地産地消の理念を体現しています。
環境に配慮したワイン生産
北海道ワイン株式会社は、「農業としてのワインづくり」を信念に掲げています。この理念のもと、ぶどう農家と共に持続可能な農業の実現に向けた挑戦を行っています。特に、銀賞を受賞した「試験醸造ワイン」は、自社の有機栽培されたぶどうを用いており、サステイナブルなワイン造りを導入した結果、高く評価されました。
ワイン販売の展望
受賞ワインは現在公式オンラインショップや直売所で販売中。この機会に、北海道の大地が育んだワインをぜひお試しください。
最後に
北海道の自然と文化を反映したワインが、国内外の審査員から高く評価される中で、北海道ワイン株式会社の挑戦は続きます。今後も、地域の力を活かした新たなワインの開発に期待が寄せられています。これからも、北海道ならではの幅広い味わいを皆様にお届けするため、一層の努力を重ねていきます。