2023年7月16日、国立大学法人岡山大学において、2024年度のSDGs推進表彰が行われ、吉川幸准教授が地域活性化に向けた取り組みを発表しました。この発表は、教育、研究、職場貢献、学生団体といった4つの分野での受賞を通じて行われ、特に教育分野での優秀賞を受賞した吉川准教授が注目されました。
吉川准教授の発表内容は「地域の未来デザイン(実践編)」という授業を通じたものであり、特にフィールドワークを活用した実践型の社会連携教育プログラムが取り上げられました。このプログラムでは、全国の国立大学の学生たちが参加し、地域の実情を直接体験しながら地域活性化の課題を考えます。授業の活動はスリー・ステップ、つまり活動前、事中、事後の省察を通じて、学生たちが持つ問いを深める手法が導入されています。
具体的には、2泊3日の旅を通じて、観光客目線で地域を再考する活動や、地域の高齢者と対話を図る「温故知新」をテーマにした聞き書きのセッション、さらには岡山県立井原高校の生徒との合同ワークショップも行われました。こういった現体験を通じて、学生たちにとって、急速に進む人口減少の影響を受けた地域に対する意識の変化が促されました。
発表後、那須保友学長は参加した学生たちに対し、その将来の進路について興味を示し、彼らが地域でどのように活躍していくのかに期待を寄せつつ、今後の活動への応援の言葉を送りました。地区の持続可能な発展を目指し、岡山大学は地域に貢献し続ける決意を新たにしています。
岡山大学は、SDGsの理念を基に地域社会との共創を進めており、これからも地域中核・特色ある研究大学としての進展が期待されています。同大学は「持続可能な開発目標」への取り組みを貫き、地域の未来を共に考えることに取り組んでいます。これからも岡山大学の活動を見守っていきましょう。
出典:岡山大学SDGsホームページ(https://sdgs.okayama-u.ac.jp/)
また、この取り組みについて詳しい情報は、岡山大学のプレスリリースでも確認できます。