Hakuhodo DY ONE、横浜市立大学との産学連携でデータサイエンス教育を強化
株式会社Hakuhodo DY ONE(略称:Hakuhodo DY ONE)は、横浜市立大学と共同で、学生に実践的なデータサイエンス教育を提供するPBL実習(Project-Based Learning)を行いました。データサイエンスの需要が急速に高まる中、大学と企業が連携する新たな教育の形を模索し、優れたデータサイエンティストを育成することを目指しています。
PBL実習の背景と目的
データサイエンスの重要性が増加する現在、企業は即戦力となる人材の確保が急務です。一方、高等教育機関では実務に即した教育プログラムの提供が求められています。その解決策の一つが、PBL実習です。この取り組みでは、学生たちが実社会の課題に直面し、解決策を模索する中で、データサイエンスのスキルを習得していくのです。
特に、データに基づいた意思決定が必須となる現代ビジネスでは、データサイエンスの教育が不可欠です。そこで、Hakuhodo DY ONEと横浜市立大学は産学連携を強化することにより、実践的なスキルを持つデータサイエンティストの育成に寄与することにしました。
実施したPBL実習の詳細
本プログラムは、2024年9月2日から9月6日にかけてHakuhodo DY ONEの本社で行われ、合計35名の大学・大学院生が参加しました。参加者は、約100万件のCRMデータを用いたマーケティング戦略の立案やデータ分析を通じて、実務的なプロセスを体験しました。
プロジェクトは7人1組のチームに分かれ、データサイエンティストとプランナーに役割分担。最終的には、当社の上席執行役員に向けてプレゼンテーションを行い、実際のビジネス環境に即した課題解決スキルを実践しました。
このような取り組みにより、学生たちはデータ分析からマーケティング戦略の策定、最終的なプレゼンテーションまでの全プロセスを実践的に学ぶことができます。特に、実データを扱うことで、授業で得る知識だけではなく、実社会での問題解決能力を高めることができました。
今後の展望
Hakuhodo DY ONEは今後も産学連携を進め、データサイエンス分野において教育の質をさらに向上させる予定です。また、実践的な学びを通じて学生が市場で求められるスキルを習得し、プロフェッショナルとしての成長を促進することに努めます。
このように、データサイエンス教育の新たなスタンダードを築くべく、株式会社Hakuhodo DY ONEは学生、企業両者に寄与する取り組みを今後も拡大していく所存です。
このPBL実習を通じ、データから新たな価値を生み出す社会の実現に向け、継続的に努力していくことを約束いたします。