AIエージェント「パイオにゃん」がAWSのコンテスト決勝に進出

AIエージェント「パイオにゃん」、AWSコンテスト決勝進出

株式会社情報戦略テクノロジー（以下、当社）は、アマゾンウェブサービスジャパンが主催する「“ビジネスをグロースする”生成AIコンテスト」において、独自に開発したAIエージェント「パイオにゃん」が決勝に進出する運びとなりました。このお知らせは、私たちの技術力や創造力が高く評価された証と言えるでしょう。最終成果物発表会は2023年8月25日に開催されます。

コンテストの概要と進出経緯

本コンテストは、約3ヶ月間にわたり、参加企業が生成AIを用いて自社のソリューションを形にするプログラムです。「ビジネスをグロースする」というテーマの下、数多くの企業が参加する中、当社が開発した「パイオにゃん」がその独創性とビジネスへのインパクトから最終選考に選ばれました。

この進出は、以前の「AWS Summit Japan 2025 生成AIハッカソン」での成功に続くものであり、当社開発チームの努力が実を結んだ瞬間でもあります。

AIエージェント「パイオにゃん」について

「パイオにゃん」は、社員一人ひとりに寄り添うことを目的としたパーソナルAIエージェント秘書サービスです。その名前は「pioneer」と「cat」の組み合わせから名付けられており、社員の成長を共に支援することをテーマとしています。

機能と特徴

このAIエージェントは、SlackやGoogleドライブ、GitHubなどのさまざまな情報源と連携し、過去のやり取りや文脈を深く理解することで、各社員に最適なアドバイスや情報を提供します。その最大の特長は、社員のスキル向上と共にAI自身も成長し、アバターが視覚的に成長する「AI成長システム」です。この仕組みにより、社員は成長をゲーム感覚で実感しやすくなります。

課題解決へのアプローチ

「パイオにゃん」は、多くの企業が抱える情報探索の非効率性や、個人の成長の可視化が難しい問題に対して、効果的な解決策を提供します。

技術的な背景

「パイオにゃん」の技術基盤は、次世代のAIエージェント技術を採用しています。特に、Amazon Bedrock Knowledge Baseを活用した高度なRAG（Retrieval-Augmented Generation）検索機能を搭載しており、ユーザーに対する個別最適化された情報提供を実現しています。ユーザーの業務内容や行動パターンを学習し、パーソナライズされたサポートが行えるのもこのシステムの強みです。

また、成果物の成長度合いを客観的に追跡するAI駆動の成長可視化システムも搭載されており、これにより学習進捗をレーダーチャートで視覚的に示します。