Buddycomが国際特許を取得、85言語に拡大した翻訳機能
株式会社サイエンスアーツは、フロントラインワーカーを繋げるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」の翻訳機能を大幅に進化させました。これにより、対応言語が62言語から85言語に増加し、より多くのユーザーのニーズに応えられるようになります。この新機能は、特に日本国内で急増中の外国人労働者とのコミュニケーションを円滑にするために開発されました。
現状の日本における外国人労働者の現況
厚生労働省の調査によりますと、日本国内の外国人労働者数は230万人に達し、過去最多となっています。この背景には、深刻な人手不足があり、外国人労働者が日本の経済や社会を支える重要な存在となっています。特に東京都では、中国やベトナム、フィリピンなどからの労働者が多く受け入れられていますが、今後は新たにエジプトなどからの外国人労働者も増える見込みです。
これに伴い、多様な言語を話す労働者が増加する中で、現場での円滑なコミュニケーションの重要性が高まっています。Buddycomの新しい「トランシーバー翻訳」機能は、こうした社会的ニーズに応えるために開発されました。
Buddycomのトランシーバー翻訳機能とは
Buddycomの「トランシーバー翻訳」機能では、自分の発言がリアルタイムで、相手の言語に翻訳され、音声および文字で届く仕組みとなっています。さらに、一度に複数の話者とコミュニケーションを取りながら同時に翻訳できるため、ユーザーのコミュニケーション体験を大きく向上させます。これにより、言葉の壁を越えたスムーズな協働が実現します。
対応言語一覧
Buddycomが翻訳可能な言語は、以下の通りです:
- - アイスランド語、アイルランド語、アゼルバイジャン語、アラビア語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、フランス語、スペイン語、ロシア語、韓国語など、合計85言語をサポート。
この機能は、各種業種—航空、鉄道、建設、福祉施設、流通業界など—で利用されており、利用実績も豊富です。特に、企業のフロントラインワーカーにとって、円滑なコミュニケーションは業務効率を高める鍵となっています。
未来を見据えたBuddycomの取り組み
Buddycomは、外国人労働者の支援だけでなく、全てのフロントラインワーカーが快適に働けることを目指しています。これからもAIを活用したデジタルアシスタントの導入や、さまざまな業界へのさらなる展開を進めていきます。サイエンスアーツはこのプラットフォームを通じて、明るい未来を育む社会の実現を目指し続けます。
沿革としては、Buddycomはすでに10周年を迎え、5年連続で市場シェアNo.1を獲得しています。利用者からのニーズを反映し、常に進化し続けるサービスとして、今後の展開に期待が寄せられています。
詳しい情報やサービス内容については、
Buddycom公式サイトをご覧ください。