原子力科学技術委員会、第27回作業部会の議事内容と今後の展望
原子力科学技術委員会、第27回作業部会の議事内容
令和7年11月12日、原子力科学技術委員会の原子力研究開発・基盤・人材作業部会が対面とオンライン形式で開催されました。
議題と出席者
議題は大きく分けて4つ。
1. 原子力機構における基礎基盤研究の在り方
2. 新試験研究炉の計画進捗状況
3. 原子力関連学科・専攻の学生動向調査の見直し方向性
4. 国際原子力人材育成イニシアティブ事業の中間評価
出席したのは、黒﨑主査をはじめとする6名の委員と文部科学省の担当者、オブザーバーとして日本原子力研究開発機構の関係者が参加しました。
基礎基盤研究の重要性
初めに、「原子力機構における基礎基盤研究の在り方」について取り上げられました。日本の原子力技術の持続的発展には、基礎的研究が不可欠であり、大学等との連携強化が期待されています。原子力機構は、基礎研究から応用研究への橋渡しを行う役割を果たすことが求められています。
新試験研究炉の進捗
次に、「新試験研究炉」の計画について議論されました。詳細設計に入っており、事故を想定した安全評価も行われています。特に、炉心設計や実験利用設備についてのタスクフォースからの意見も重要視されている様子が伺えました。環境影響評価や中性子ビーム利用設備の設置が計画されており、進捗状況は順調であるとされました。
学生動向調査の見直し
続いて、原子力関連学科・専攻の学生動向調査が課題として取り上げられました。原子力学科は減少傾向にあり、他分野からの学生をいかに原子力分野に引き込むかが、一つの課題となっています。特に、研究室における学生の在籍状況を把握する新たな調査方法の検討が求められています。これにより、原子力人材を確保するための具体的な方策が模索されることになります。
国際原子力人材育成イニシアティブの評価
最後に国際的に通用する原子力人材を育成するためのイニシアティブ事業の中間評価について話された。これまでの取組からは中核を担う人材の育成が進められており、その成果が確認される反面、今後の展開に関する具体的アイデアや実施体制の強化が求められました。
結論
今回の原子力科学技術委員会の作業部会では、日本の原子力分野の将来を左右する様々な議論が行われ、基礎研究の重要性、学生の動向、新試験研究炉の進捗など、重要なテーマについての具体的な方策が次々と模索されました。次回の進展に期待が寄せられています。