ビジネス書「世界の一流は休み方を知っている」が20万部突破!
2025年12月22日、株式会社クロスメディア・パブリッシングは、著者越川慎司の書籍『世界の一流は「休日」に何をしているのか』の第15刷重版を発表しました。この書籍は、2024年11月の刊行以来、その勢いが止まらず、紙書籍と電子書籍を合わせてついに20万部を突破するという快挙を成し遂げました。
出版社が発表したデータによれば、本書は2025年の年間ベストセラーランキングで単行本ビジネス書部門において第8位にランクインしています。この成功の背景には、著者越川氏自身の経験と、現代のビジネスパーソンが抱える「疲弊」の実情があるとされています。
休めないビジネスパーソンの現実
調査データによると、日本人の78.5%が「疲れている」と感じている一方で、有給休暇の取得率は56.6%にとどまっています。この現実は、多くのビジネスパーソンが休むことのできない状況に直面していることを示しています。越川氏は、コロナ禍や日本企業特有の「個人依存」体質がその要因であると分析しています。
リモートワークの普及によって多くの社員が「隠れ残業」と呼ばれる形で働き続けている現状も、特に30代の中間管理職に重圧をかけているとのことです。これに加えて、日本企業が「労働集約型」から脱却できず、「働く時間を減らすことは売上の減少に直結する」という価値観から抜け出せないことが大きな問題です。
一流の休み方の提案
越川氏は、マイクロソフトにて業務執行役員を担った経験を基に、世界のビジネスリーダーたちがどのように休息を取っているのかを明らかにしています。彼らは休日を「何もしない時間」ではなく、「エネルギーをチャージするための時間」として利用しているのです。
本書では、特にエグゼクティブたちが共通して実践している5つの「休日の使い方」を紹介しています。
1. 休日と仕事の完全分離
2. エネルギーの再充電
3. デジタルデトックス
4. 健康管理の徹底
5. 良好な人間関係の維持
これらの方法は具体的な事例を交えて解説されており、ビル・ゲイツの「Think Week」やイーロン・マスクの瞑想習慣などが取り上げられています。
読者からの反響
読者からは「なんとなく過ごしていた休日の捉え方が変わった」との声が多く寄せられています。特に、仕事へのモチベーションが上がらないと感じていた人々にとっては、新たな働き方や生き方のヒントが詰まっている一冊であるとのことです。
本書は、忙しくて休み方がわからない人や、土日をどう過ごすか悩んでいるビジネスパーソンにとって、自身の休日を変えるきっかけとなる一冊です。
著者について
越川慎司は、株式会社クロスリバーの代表取締役を務めており、マイクロソフトでの経験を基に企業の働き方改革を推進しています。自社では週休3日制を導入し、8年連続の増益を達成しています。また、京都大学などで講師としても活躍しており、多くの経験をもとにビジネス界での新しい考え方を広めています。
書籍情報
本書は208ページの四六判で、定価は1,738円(本体1,580円+税)です。ISBNは978-4-295-41030-0で、2024年11月1日の発行です。興味がある方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?