ランサーズがCLACKに55台のPCを寄贈
認定NPO法人CLACKは、ランサーズ株式会社から使用済みのPC55台の寄贈を受けました。このリユースPCは、経済的に困難な状況にある高校生に向けた完全無料のプログラミング教育に活用されます。CLACKは、「Pass the Baton(パス・ザ・バトン)」という取り組みを通じて、これまでに累計1,300台以上のPCを高校生へ届けており、彼らの自立を支援しています。
「Pass the Baton」とは
このプログラムは2021年6月からスタートしました。企業から譲り受けたリユースPCを通じて、経済的に厳しい状況にある高校生にプログラミング教育を提供し、その“自走力”を高めることが目的です。寄贈されたPCは、提携先の株式会社パシフィックネットによって、データ消去や再インストールが行われ、安心して利用できる状態で生徒に届けられます。
ランサーズの思い
ランサーズは「個のエンパワーメント」をミッションに掲げ、テクノロジーを活用して生活や働き方を変革しようとしています。今回の55台のPC寄贈は、その取り組みの一環です。経済的困難を抱える高校生が1人1台のPCを通じてプログラミングを学ぶことで、彼らのキャリアの道が広がることが期待されています。
特に「Tech Runway」と呼ばれるプログラミング教室では、高校生が大学生メンターから直接学ぶ機会が提供されています。これにより、修了後も継続した学習環境を整えることが可能となり、高校生のキャリア開発が促進されます。
これまでの成果
CLACKとランサーズの共同プログラムは多数の企業から支持を受け、CSR活動やSDGsの推進としても機能しています。「Pass the Baton」への参加企業は、このPC寄贈をきっかけに社内勉強会やインターンシップの実施をするなど、様々な形での関与を進めています。
既に多くの高校生がこのプログラムに参加し、450名以上が3ヶ月以上の継続的なプログラミング学習に関わっていることからも、その影響力が伺えます。
今後の展望
「Tech Runway」では、毎年150名を超える高校生がプログラムに参加しており、今後はさらなる支援対象の拡大が見込まれています。それに伴い、必要なPCの台数も増加していくことが予想されるため、プログラムの拡充が計画されています。
このようなNPOと企業の連携の強化を図ることで、より多くの子どもたちに希望と機会を提供したいと考えています。PCの寄贈に興味がある企業の方は、CLACKの公式ページを通じて詳細を確認することができます。
CLACKとランサーズについて
認定NPO法人CLACKは、「生まれ育った環境に関係なく、子どもが希望を持てる社会」を目指しています。無償のプログラミング支援やキャリア教育を通じて、さまざまな困難を抱える中高生の自立をサポートしています。ランサーズはオンラインでの受発注プラットフォームを運営し、200万人以上のフリーランスと企業とのマッチングを実現しています。
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