280万アクション達成
2025-06-25 15:26:34

気候変動とフェアトレードを両立させるキャンペーン、280万アクションを達成

フェアトレードと気候変動をテーマにしたキャンペーン



昨年を上回る280万アクションを達成した「ミリオンアクションキャンペーン2025」。これは認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンが、全国の企業や団体と連携して実施した国内最大規模の気候変動・フェアトレードに関する啓発キャンペーンです。このキャンペーンでは、280万3,098アクションが集まり、途上国の生産者支援に1アクション=1円として寄付が行われました。

この取り組みは、気候変動が私たちの生活に深刻な影響を与えている中で、消費者の意識を高めることを目的としています。特に、本キャンペーンでは中南米フェアトレード生産者ネットワークCLACが管理する気候変動基金への寄付が行われ、フェアトレード商品の普及を通じて持続可能な社会の構築を目指しています。

キャンペーンの詳細と成果



本年度の「ミリオンアクションキャンペーン」は、イオンやエスビー食品、小川珈琲、UCCジャパンなど、国内の数多くの大手企業とともに196社が協力しました。目標の300万アクションには惜しくも届かなかったものの、昨年よりも商品販売数や参加企業数が増加し、全体で280万アクションに到達しました。

具体的には、フェアトレード商品購入の促進、SNSでの情報発信、イベント参加を通じてアクションが集まりました。たとえば、フェアトレード商品を購入した数は昨年の2,110,507から増え、2,211,192に達しました。このように、消費者の意識が高まっていることがこの結果に繋がっているのは明らかです。

気候変動が影響を与える社会



キャンペーンの背景には、気候変動の影響が大きくあります。2024年は観測史上最も暑い年となる見込みで、異常気象によって自然環境は脅かされています。特に農作物の不作や病気の蔓延が、多くの地域で食料の安定供給を脅かしているのです。このような状況を受けて、フェアトレードの必要性がますます高まっています。

フェアトレードは、生産者の権利を守り、環境に配慮した生産方法を推進する仕組みです。具体的には、適正な取引とともに、農業の持続可能性を高めるための支援が行われています。「気候アカデミー」やアグロフォレストリーの推進など、地球環境を守る取り組みも充実しています。

アンバサダーやイベントによる普及活動



今年は11名のアンバサダーにも人選され、さまざまなイベントやSNSでの情報発信活動に参加してもらいました。また、全国各地で飲食店や企業、教育機関を巻き込んだキャンペーンが展開され、多くの人々がフェアトレードの重要性に気付く機会となりました。

特に、フェアトレードタウン鎌倉の展示や、企業向けのセミナーなどが実施され、多くの人々がフェアトレードの理念を学ぶ良い機会となりました。

次代へ向けた展望



また、次年度以降もキャンペーンを継続し、より多くの消費者にフェアトレードを選んでもらえるよう努力する予定です。次回のキャンペーンも期待が高まりますが、商品価格の高騰などの課題もあります。その中でも引き続き、消費者の理解と協力を得ながら、フェアトレードの普及に努めていく所存です。

私たちが日常の中でフェアトレードを意識することで、持続可能な未来への一歩を踏み出すことができるはずです。私たちの選択が、途上国の生産者や地球環境を守る力になります。来たる未来に向けて、この運動を支え合っていきましょう!


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人フェアトレード・ラベル・ジャパン
住所
東京都中央区日本橋富沢町11-6英守東京ビル3階
電話番号

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