2024年就活白書
2024-03-25 10:00:02

2024年版就活白書!希望年収と現実のギャップ、後悔する就活生の実態とは?

2024年版就活白書!希望年収と現実のギャップ、後悔する就活生の実態とは?



近年、就職活動を取り巻く環境は大きく変化しています。2024年卒業予定の学生、そして既に社会人として1年目を迎えた若者たちは、どのような就職活動を送っているのでしょうか?このレポートでは、最新の就活事情を徹底的に調査、分析します。

人気業界ランキング:安定志向が主流



まず、調査対象者全体を対象に、志望業界について分析しました。男性では「メーカー」が36.8%とトップを占め、「IT・通信」、「官公庁・公社・団体」がそれに続きます。女性では「医療・福祉」が27.6%と最も人気が高く、「メーカー」、「官公庁・公社・団体」が続きます。男女ともに安定性を重視する傾向が強く、堅実な就職活動が伺えます。

就職先の選び方については、約8割が「安定志向」と回答。企業選びでは、「給料」を重視する人が約6割を占め、「業務内容」、「福利厚生」がそれに続きます。給与面への関心の高さが、現代の就職活動における重要な要素になっていると言えるでしょう。

就活後悔:大学生活への反省の声も多数



内定者と社会人1年目を対象に、就職活動への後悔について尋ねたところ、約6割が後悔していると回答。その理由として、「大学生活を有意義に過ごす時間を作ればよかった」という声が多く聞かれ、大学生活とのバランスや自己分析の不足を悔やむ声も目立ちました。

具体例として、「ネット環境が悪くオンライン面接に遅刻した」、「緊張して面接で重要な情報を伝え忘れた」など、オンライン面接の増加による新たな問題や、面接対策の不足も明らかになりました。

入社後後悔:給与への不満が圧倒的



社会人1年目に対して、現在の会社への満足度について調査した結果、6割以上が後悔していると回答。「給料が少ない」が最も大きな理由として挙げられ、残業の多さや業務内容とのミスマッチも問題視されています。

さらに、「会社を辞めたいと思ったことがあるか」という質問では、約6割が肯定的な回答をしました。「給料が少ない」ことが主な理由で、男女ともに高い割合を占めています。一方、「やりがいがある」、「居心地が良い」、「給与も良く人間関係も良好」といった理由から、辞めたいと思わない人も一定数存在することが分かりました。

初年度希望年収と現実のギャップ



初年度の希望年収は「300万円以上~350万円未満」が最も多く、比較的現実的な目標設定をしていることが分かります。しかし、実際の初年度年収は「200万円以上~250万円未満」が最も多く、希望と現実のギャップが明らかになりました。男女間でも差異があり、男性は250万円~300万円未満、女性は200万円~250万円未満が最も多い結果となりました。

年収に対する不満と高収入への挑戦意欲



自分の能力に見合う年収かどうかを尋ねたところ、約3人に1人が「低い」と感じていると回答。物価高騰を背景に、生活や貯蓄への不安から、より高い給与を望む声が多く聞かれました。一方で、経験の浅さを考慮すれば妥当だと考える人もいました。

新卒1年目から高収入のチャンスがあれば挑戦したいかという質問には、約7割が肯定的な回答をしました。高収入への強い意欲の裏には、将来の貯蓄や能力に見合った報酬への期待が見られます。

まとめ:変化する就活、新たな選択肢の必要性



今回の調査から、多くの就活生や社会人1年目が給与面への不満を抱え、企業選びや入社後の満足度に大きな影響を与えていることが明らかになりました。現代の若者たちは、安定だけでなく、自身の能力や将来への投資に見合った報酬を求めており、企業側もそのニーズに応える新たな採用方法を模索していく必要性があると言えるでしょう。

会社情報

会社名
絆ホールディングス株式会社
住所
東京都新宿区新宿6-24-20KDX新宿六丁目ビル9F
電話番号

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