最近、株式会社Stackは、株式会社水甚が展開する複数のブランドに対して、顧客ロイヤリティプログラムの構築を全面的にサポートしました。このプログラムの効率性と効果的な顧客管理に特化したSaaS型基幹システム『SQ(エス・キュー)』が導入されることにより、顧客の利便性が大幅に向上しました。
具体的には、MIZUJIN WEBSHOP、Eddie Bauer、FIRST DOWN USAといった3つのブランド間で、顧客が獲得したポイントやランクの一元管理が可能になりました。この新たな取り組みは、ブランド間の壁を取り払い、顧客がより使いやすい環境を提供することを目指しています。また、この統合型ロイヤリティプログラムは、運用コストをほとんど増加させることなく実現された点も大きな魅力です。
顧客は、各ブランドのマイページから「連携する」というボタンを押下することで、他のブランドとポイントやランクを簡単に統合できるようになり、シームレスなユーザー体験を享受できます。
この取り組みの背景には、株式会社水甚が直面していた顧客体験向上と効率的な顧客管理の必要性があります。ストア間での複雑な管理が顧客体験を損なう要因となっていた中、SQの導入により、以下のような具体的な成果を挙げています。
1.
ブランド横断のポイント管理: 顧客は3つのブランドで獲得したポイントを一元的に管理・利用できるようになりました。これにより、複数のブランドでの購入促進が期待されます。
2.
統一されたランク制度: 購買履歴に基づく統一されたランク制度が導入され、顧客ロイヤリティの向上が惜しくも期待される結果に繋がっています。
3.
コスト効率の最大化: 既存のシステムを最大限に活用しつつ、新しい機能を追加することで、運用コストを最小限に抑えることができました。
株式会社水甚の小売・EC本部の横矢氏は、SQの導入によってブランド横断の統合的な顧客管理が可能になったと述べており、これにより顧客に魅力的なサービスを提供できるようになったと語っています。さらに、同社は今後も顧客満足度を向上させ、効率的な運営を続けていくことを目指すとのことです。
株式会社Stackは、SaaS型小売基幹システム『SQ』や、Shopify向けの機能拡張アプリを手掛ける企業です。2021年には、モバイルアプリを構築・運営できる『Appify - モバイルアプリ』や、ブランド向けのロイヤリティプログラム『VIP - 会員プログラム』を公開し、機能の改善と拡張を続けながら200以上のマーチャントにサービスを提供しています。今後の展開に注目です。