設備点検業務のデジタル化を推進する「MONiPLAT」とTPR商事の提携

設備点検業務のデジタル化を加速する新提携

2023年10月、株式会社バルカーは、設備点検プラットフォーム「MONiPLAT」を提供するためにTPR商事と新たな販売業務委託契約を締結しました。この提携により、バルカーはTPR商事を通じて自身のサービスを広め、製造業のデジタル化を進めることが期待されています。

TPR商事とバルカーの提携について

TPR商事株式会社は、自動車や産業機械向けの部品や材料を扱う専門商社であり、多岐にわたる製造業と取引を行っています。彼らは、設備保全や生産工程の最適化に関するノウハウを有し、顧客の課題解決に力を入れています。この提携を通じて、TPR商事は取引先企業に「MONiPLAT」の導入を促進し、デジタル化の促進を図ります。

製造業界では、依然として紙を使用した点検記録や報告が多く、それが業務の属人化や非効率に繋がっているのが現状です。「MONiPLAT」を活用することで、これらの業務がデジタル化され、データ管理が効率化されることで、点検品質の向上が期待されています。

MONiPLAT（モニプラット）の特徴

設備点検プラットフォーム「MONiPLAT」は、現場のアナログな点検業務をスマートフォンやタブレットで行えるようにするツールです。これにより、ペーパーレスでの効率的な点検業務が実現します。このプラットフォームの主な機能には、

- 点検設備の検索と報告書作成
- リアルタイムでの承認申請
- 煩雑な点検スケジュールの管理
- 予定のリマインド機能

といったものがあり、さらに予知保全サービスと連携したワンストップ管理が可能です。今後もサービスの拡充が計画されており、製造業の効率化としての役割が期待されています。

企業の背景

株式会社バルカーは1927年に創業し、以来「価値」と「品質」を追求し続けてきた企業です。現在、バルカーはさまざまな業界においてシール材やフッ素樹脂製品、さらには環境配慮に基づくサービスを提供しています。「MONiPLAT」は2023年にリリースされ、既に1,000社以上の企業が利用しています。デジタルソリューションを通じた新たな価値提供に注力するバルカーにとって、この提携は重要な一歩となります。