BtoB決済システムの革新
アルプ株式会社は、2025年2月25日にBtoB向けの請求・決済システム「Scalebase ペイメント」に新機能「AI入金消込」を追加すると発表しました。この機能は、入金の管理をよりスムーズに行うことを目的としており、企業間の取引の効率を大幅に向上させることが期待されています。
入金管理の課題
企業間取引で最も一般的に使用される支払い方法は銀行振込です。アメリカン・エキスプレスの調査によると、銀行振込を利用する企業は79.8%に達しています。この際、経理担当者は入金明細と発行した請求書を一件ずつ照合し、「顧客からの入金内容が正しいか」を検証する必要があります。しかし、この検証作業は、以下のような問題を引き起こすことがあります:
- - 振込金額の誤り
- - 請求名義と振込名義人の不一致
- - 複数請求の合算振込
- - 請求の分割振込
経理担当者にとって、取引件数が増えるほどこれらの確認作業は負担となります。そこで、アルプは「Scalebase ペイメント」を活用して、債権回収の効率を向上させるためにさまざまな機能の開発を進めてきました。
新機能「AI入金消込」の特徴
「AI入金消込」は、入金データを取り込むことで、「入金金額×振込人名義」をもとに請求データと自動的に照合を行います。これにより、目検で行っていた作業を大幅に時間短縮することが可能です。AI名寄せ機能を搭載しているため、繰り返しの利用によって消込履歴を学習し、毎月の手動作業を削減できるのです。
さらに、宛名不明の入金でも、該当の取引先を簡単に特定することが可能になります。会計システムに適した消込仕訳ファイルを一括で出力することもでき、これにより会計システムとの連携もスムーズに行えるようになっています。
「Scalebase ペイメント」の全貌
「Scalebase ペイメント」は、法人向けに設計された請求・決済システムであり、請求書の発行から売上回収まで幅広く対応しています。具体的な機能としては、
- - 請求書の発行・送付: 電子請求書や書面での請求書が発行可能で、インボイス制度や電子帳簿保存法にもしっかり対応。
- - 請求書の郵送代行: メールまたは紙に対応し、クライアントのニーズに応じて送付方法を選択できます。
- - クレジットカード決済: 増加するBtoB取引に対応した決済オプションを提供し、手間を減らし未収金の削減をサポート。
- - 口座振替決済: 入金管理を効率化し、回収率の向上にも寄与します。
これらの機能を駆使することで、「Scalebase ペイメント」は企業の代金回収プロセスを大幅に改善し、業務の効率化を図っています。
結論
新たに搭載された「AI入金消込」機能は、アルプ株式会社の「Scalebase ペイメント」を利用する企業にとって、業務の見える化と効率化を実現する大きな一歩となるでしょう。企業間の取引が多様化する中で、柔軟かつ効率的な決済システムのニーズが高まっています。当システムの利用で、より快適な業務遂行が期待されます。詳細は公式サイトで確認できます。