武蔵野大学での意義深いシンポジウム
2024年12月1日(日)に、武蔵野大学人間科学研究所が「ひきこもり」をテーマにシンポジウムを開催します。場所は武蔵野大学有明キャンパスの3号館301教室、時間は9:30から12:00までです。このイベントは、ひきこもりという社会的な問題に対して、専門家の講演を通じて理解を深める貴重な機会となります。
シンポジウムの概要
シンポジウムは2部構成で行われます。第一部では、人間科学を学ぶ人々やその家族を対象に、当学の人間科学部に所属する教員4名が登壇します。彼らはそれぞれ異なる専門分野から、ひきこもりに関する瑞々しい視点を提供します。
- - 辻 恵介教授は、ひきこもりの青年による犯罪事例を提示し、その背景にある社会的・心理的要因について論じます。彼は医学博士であり、温かくも厳しい視点からこの問題に迫ります。
- - 野中 俊介准教授は、臨床心理学の観点からメンタルヘルスについて考察します。彼の専門は、ひきこもりの実態を理解し、それを改善するためのアプローチを提案することです。
- - 福沢 愛講師は、社会心理学の視点から、ひきこもりの現象を文化的背景と関連付けて分析します。豊かな学識をもとに、文化によって異なるメンタルヘルスの課題について掘り下げます。
- - 相松 慎也准教授は、哲学・倫理学の観点から、ひきこもりを再考察します。彼の発表は、ひきこもり問題の深層に迫る哲学的視点を提供します。
ライブ落語と人間の営為
第二部では、著名な落語家である柳亭 燕路氏が登場します。彼は古典落語「夜鷹そば屋」の演目を通じて、人情の普遍性と時代を超えた人間の営みについて解説し、観客と共に考えを深める場を提供します。この落語を通じて、ひきこもり問題の解消に向けたヒントを見出すと同時に、人間について学ぶことの楽しさを体感しようという狙いがあります。
参加費は無料
シンポジウムの参加は無料で、興味のある方は参加申込フォーム(https://x.gd/u4KKP)から申し込むことができます。また、取材を希望される方は、武蔵野大学広報課までご連絡ください。
武蔵野大学の成り立ち
武蔵野大学は1924年に設立され、仏教精神を基盤にした人格教育を目指してきました。以来、大学は成長を続け、現在では12学部20学科、さらには13大学院研究科に拡大しています。特に、最新のデータサイエンスやアントレプレナーシップに関する学部も設立され、革新を続けています。
未来に向けた取り組み
2024年には創立100周年を迎え、その先を見据えた多様な教育プログラムが計画されています。特に、世界初のウェルビーイング学部の開設は、次世代の教育の在り方を示唆しています。武蔵野大学は今後も、社会問題に対処するためのクリエイティブな人材の育成を目指し、教育改革を推進しています。
詳細情報は
武蔵野大学の公式サイトをご覧ください。