HYと漆芸職人たちが共同制作した特別な三線、その魅力とは

特別な三線の魅力が開かれる

2025年3月に開催される「HY SKY Fes 2025 & 前夜祭」で、HYが自然環境への意識を高めるために取り組んだ特別な三線が披露されました。これは、輪島の漆芸職人や沖縄の三線職人、さらには京都の女子大学生が共同で制作したものです。三線の構造やデザインには、環境問題や文化について深く考察したメッセージが込められています。

このプロジェクト「和の響き」は、日本の伝統工芸や文化を再発見し、現代社会においてもその魅力を広めようとする取り組みです。HYは今回のプロジェクトのスペシャルサポーターとして参加し、白化サンゴという素材を使用した三線のデザインに挑戦しました。

「そこにあるべきではない三線」とは？

一見ネガティブに聞こえるテーマ「そこにあるべきではない三線」。この三線は、白化サンゴを使用することによって製作されたものであり、サンゴの減少による環境問題に対する警鐘を鳴らしています。KOGEI Nextの前崎信也教授はこの作品を通じて、観客に環境や文化について考える機会を提供したいと語りました。

HYの名嘉俊メンバーも、「三線が存在することで逆に環境問題を意識してもらいたい」とコメント。これらのメッセージは、参加した学生たちとも心を通わせるもので、全員がプロジェクトに関わることで感じた感動は深いものでした。

前夜祭での特別な演奏

前夜祭では、HYメンバーが完成した三線を使って「そこにあるべきでないもの」というテーマソングを披露しました。この曲は、三線と同様にプロジェクトの核となる作品で、参加者全員に感動を与えました。さらに、この楽曲のスペシャルムービーも初公開され、多くの観客がその内容に引き込まれました。

特にこのムービーには、世界に一台だけの三線を演奏するHYメンバーの姿と、プロジェクトの背景が映し出されています。3月14日にはKOGEI Nextの公式YouTubeチャンネルで公開され、多くの視聴者が視聴することを期待しています。

職人たちの協力が生んだ美しい作品

この三線のデザインには、HYメンバー自らのイラストも取り入れられています。また、沖縄のあい染職人や輪島の漆芸職人たちが手掛けることで、これまでにない美しさを引き立たせることに成功しました。伝統的な技術が現代的な視点で表現され、観客に深い感動をもたらしました。

まとめ

このプロジェクトは、HYの音楽活動だけでなく、日本の伝承や文化、環境問題に対する意識を高める新たな試みとしても素晴らしい成果を収めています。特別な三線に込められたメッセージは、未来に向けての希望と警鐘となることでしょう。次世代に引き継がれるべき文化を再発見することを目的とした「和の響き」は、今後も多くの人々に影響を与えていくことでしょう。