FALKEN、NLS Speed-Trophy部門でシリーズチャンピオンを獲得
ファルケンタイヤヨーロッパは、ドイツで行われた「ニュルブルクリンク耐久シリーズ」のNLS Speed-Trophy部門で、見事にシリーズチャンピオンを獲得しました。この成果は、ファルケンモータースポーツチームとドライバーたちの絶え間ない努力の結果です。
栄光の瞬間
2024年4月に開催された「ニュルブルクリンクQFレース」でも、ファルケンモータースポーツチームは44号車と33号車の2台体制で参戦し、レースをリードしました。昨年に引き続き最高峰のSP9 Proクラスに挑戦し、開幕戦で2勝を挙げ、さらには第2戦で3位に入賞。このような結果が重なり、チームはNLS Speed-Trophy部門で初の王座に就くこととなりました。
目覚ましい成績
4号車は今季、開幕戦とQFレースを含む合計で3勝を記録し、また、3号車も後半戦で2勝を収め、ファルケンモータースポーツチームとして合計5勝という過去最高の成績を収めました。これは、タイヤのグリップ力と耐摩耗性能の高さ、そしてチーム全体の総合力が見事に連携した結果です。
チームの声
ファルケンモータースポーツチーム監督のスヴェン・シュナブル氏は、「Speed-Trophyを獲得できて非常に嬉しい。この成功は、ドライバーやエンジニア、メカニック、そして日本のタイヤ部門の素晴らしいチームワークの賜物です」とコメントしました。
一方、ファルケンタイヤヨーロッパのモータースポーツ管掌シュテファニー・オルベルツ氏も「今年の成果に誇りを感じています。特に4号車の初タイトル獲得は、全スタッフの努力が実を結んだ証です」との寄与を示しました。
来季への期待
タイヤ開発責任者の安田恵直氏も、「NLSのSpeed-Trophyでの初優勝は、長年の努力の成果であり、またタイヤ性能の向上を証明するものです。この成果を支えてくださったファンや関係者に心から感謝しています」と述べました。来年以降に向けて、さらなる競争力の維持と向上を目指すとしています。
モータースポーツへのコミットメント
加えて、ファルケンタイヤヨーロッパは「ニュルブルクリンク24時間レース」とのパートナーシップ契約を2028年まで延長しました。ファルケンは1999年からこのレースに参加しており、25年という長い参加歴を誇っています。この提携は、ファルケンのモータースポーツに対する長期的なコミットメントを示すものです。これにより、過酷なレース条件下での技術開発を進め、さらなる競技の発展に寄与していく方針です。
NLSシリーズについて
ニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)は、ドイツのニュルブルクリンクを舞台に展開される全8戦から成る耐久レースシリーズです。各レースは4時間から12時間の長さで行われ、多くの有力チームが参加しています。この過酷なコースは、約25kmに170のコーナーを有し、高低差もおおよそ300mです。簡単には勝てないレースであることが、その魅力の一つでもあります。
ファルケンモータースポーツチームの今季の成果は、更なる挑戦と成長への意欲を刺激するものであり、次のシーズンに向けた期待が膨らむばかりです。