国土交通省が発表した大型車の自動車検査証の記録誤りについて
令和7年8月29日、国土交通省は大型車の自動車検査証(車検証)に関する重要な発表を行いました。本件は、令和7年4月以降に発行された検査証に記載されている「令和7年度燃費基準達成度」に誤りがあったことを明らかにしたものです。対象となるのは、総重量3.5トンを超える大型車、具体的にはトラックやバスなどです。
問題の発覚
国土交通省によると、4月以降に登録手続き(新規登録や移転登録)を行った車両の中で、系统の不備により一部の車両の「令和7年度燃費基準達成度」が正しく記録されていないことが判明しました。この誤記載は、車検証の備考欄に影響を及ぼします。検査証は車両の重要な書類であり、正確な情報が求められるため、国土交通省は迅速に対応する必要があります。
対応策
国土交通省は、以下の対応策を講じることを発表しました。
1.
システム改修: 車検証の備考欄に「令和7年度燃費基準達成度」が適切に記録されるよう、システムの改修を行いました。
2.
記録の修正: 記録誤りが生じた車両に関しては今後速やかに修正を実施します。
3.
還付手続きの実施: 誤記載により、自動車税環境性能割の適用税率に変更が生じる可能性があるため、各都道府県と協力しつつ、適切な税率への還付手続きを進める方針を示しました。
4.
影響の公表: 影響を受けた車両の台数や詳細については、国土交通省のホームページで公表し、該当車両の所有者にはダイレクトメール等で直接案内を送付します。
国土交通省はこの件において、車両所有者や関係者に多大なご迷惑をお掛けすることをお詫びし、再発防止に向けた取り組みを行うことを約束しました。
問い合わせ先
今回の問題に関する問い合わせに関しては、次の連絡先が指定されています。各都道府県の自動車税事務所への問い合わせはお控え願います。問い合わせ先は以下の通りです。
担当: 伊堂寺、橋本(優)
TEL: 03-5253-8111
内線: 42-257、42-253
直通: 03-5253-8592
国土交通省は、今後も透明性のある対応を心がけ、信頼を回復できるよう努めてまいります。このような間違いが二度と発生しないよう、システムの強化やチェック体制の見直しも進めていくとしています。