知的・発達障がいの子どもを守るオンライン連続セミナーのご案内
特に意識が高まる昨今、知的・発達障がいのある子どもへの性暴力防止をテーマにしたオンライン連続セミナー「知的・発達障がいのある子どもへの性暴力防止2025」が開催されます。このセミナーは、当事者の声が社会で無視されがちな現状に対処し、専門的な知識やスキルを学ぶ貴重な機会となるでしょう。
セミナーは、CAPセンター・JAPANが主催し、5年目を迎えます。参加者は、性暴力の問題に対する理解を深めるため、また、その対策を効果的に進めるための内容が提供されます。特に、知的・発達障がいのある子どもたちが自分の権利を認識し、他者とのコミュニケーションを円滑にすることが、自らを守る力になるという見地がもとに立っています。
セミナーの目的と意義
このセミナーは、まず第一に「知的・発達障がいのある子どもたちへの暴力を根本的に無くす」ことを目的としています。社会の偏見や誤った認識が、この非常に重要な問題に蓋をしがちです。これに対し、正しい理解や対応策を学ぶ場が提供されることが必要です。
また、2024年4月1日から施行される法律により、民間事業者でも障がい者に対する「合理的配慮」が義務付けられました。これは、障がい者が自らの意見を表明し、サポートを受けられる環境の整備を促進するものです。このためには、セミナーで得た知識とスキルを活かし、支援者が「あなたの意見を聞きたい」との姿勢で取り組むことが重要です。
セミナーの内容
テクニカルな内容については、セミナーは2部構成です。第一部では、「STOP!障がいがあるから」「STOP!どうしようもない」「子どもの安全基地を作ろう!」といったテーマに基づき、知識やスキルを共有します。
第二部では、「コミュニケーション支援」のための具体的な方法やアイデアが提供され、知的・発達障がいのある子どもたちのセルフアドボカシーを目指します。全体で7回にわたるプログラムで、各回でテーマを深く掘り下げていきます。
日程と参加方法
セミナーはオンラインでの配信となり、約85分の第一部と30分の第二部、さらにグループセッションや質疑応答の時間も設けられています。また、土曜日にオンデマンド配信も行われるため、申し込み後も後から内容を振り返ることができます。やる気のある支援者の方々の参加をお待ちしています。
参加対象
このセミナーは、知的・発達障がいのある子どもたちとの接点がある教育者や医療・福祉関係者、地域の支援者など、幅広い方を対象としています。自分自身が何か力になりたいという意欲を持つ方々には、特におすすめです。経済的な面でも、全7回参加の方には特別料金が設定されています。
お申し込みについて
お申し込みは、事前に用意されたGoogleフォームを通じて行います。申込みの締め切りが近づいていますので、関心のある方は早めに申し込みを検討してください。セミナーが実施する知識を身につけ、社会全体で子どもたちを守る動きの一端を担う有意義な機会です。この重要な話題に一緒に取り組んでみませんか?