VR体験で学ぶ！気候変動とフェアトレードの未来を考える企画展

未来を考える体験型企画展が開催

2025年11月13日から16日の間、東京都下北沢で「What's "Fair"? 気候変動が奪う、私たちの未来」が開催されます。この企画展は、認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンが主催し、気候変動の影響とフェアトレードの重要性についての理解を深めることを目的としています。展示会場は、責任ある消費と生産の役割を見つめ直すための場所となります。

企画展の概要

この企画展では、気候変動が私たちの食や暮らしに与える影響を体験し、学ぶことができます。来場者は、VR技術を通じて生産現場の実態に触れることができ、現地農家が直面しているリスクや負担を体感できます。これにより、気候変動がもたらす具体的な影響を理解し、私たちに何ができるのかを考える力を養います。

主な展示内容

1. VR体験での農園再現
気候変動による影響を受けているコーヒー農園の状況を、VRを通じてリアルに再現。参加者は、まるで農園を訪れたかのような没入体験を楽しむことができます。

2. 気候変動の「今」と「未来」の情報提供
展示パネルでは、気候変動がもたらす現状と将来の展望をデータに基づいて紹介。具体的な事例を通じて、私たちの暮らしにどれほど影響が及ぶかを考察します。

3. 参加型展示
来場者は展示を見た感想をメッセージとして残すことができ、それによって自らの視点を共有し、気候変動に対するアクションを考えるきっかけとなります。

4. 企業による取り組み紹介
フェアトレードに関する企業の最新活動も展示されます。これにより、経済活動を通じてフェアトレードの価値を知ることが可能です。

フェアトレード・ジャパン・アワード2025

企画展と同時に、11月13日に「フェアトレード・ジャパン・アワード2025」が開催されます。このアワードでは、国内でのフェアトレードに関する優れた取り組みを表彰し、各業界の成果事例を紹介します。特別ゲストには、SDGsの専門家である川廷昌弘氏が登壇し、パネルディスカッションも実施される予定です。このセッションは、CSRやサステナビリティに興味を持つビジネスパーソンにとって非常に価値のある機会です。

その他イベント情報

- 開催日程: 2025年11月13日（木）プレスデー、一般公開は11月14日から16日
- 会場: 下北沢reload、下北沢ADRIFT（東京都世田谷区）
- 入場料: 無料（一般公開）、アワードは事前登録制、100名限定の有料

フェアトレードの重要性

フェアトレードとは、直訳すると「公平で公正な貿易」を意味します。市場価格の変動や販売先の選択肢の欠如から、生産者が不当な価格で取引されることを防ぐための仕組みです。適正価格の設定や児童労働の禁止など、人権や環境に配慮した生産を支援する活動が行われます。SDGs（持続可能な開発目標）への貢献も非常に高く、多くの企業や消費者がフェアトレードの重要性を認識しています。

このイベントを通じて、私たち一人ひとりが気候変動やフェアトレードについて考え、行動する機会となることを願っています。