大阪・関西万博での新たな情報管理システム「SHIROYAGI」
2025年の大阪・関西万博において、来場者サービス業務に革命が起きました。特に、遺失物や迷子の対応を効率化するために導入されたアプリ「SHIROYAGI」が大きな役割を果たしました。本アプリは、イベント運営のデジタル化を進め、参加者の体験向上に寄与しています。
「SHIROYAGI」の開発背景
「SHIROYAGI」は、東京都目黒区に本社を置くTSP太陽株式会社により開発されたアプリで、イベント運営におけるペーパーレス化や業務の効率化を目的としています。これまでのイベント現場では、情報の管理が紙ベースで行われていたため、スムーズな運営を妨げていました。特に、臨機応変な対応が求められる大規模イベントでは、安全な情報共有の必要性が高まっていました。
このような背景から、TSP太陽株式会社は約5年の開発期間を経て、「SHIROYAGI」を完成させました。このアプリには、チャット機能やデータ登録・保存機能が搭載されており、スタッフの役割に応じた情報管理が可能で、個人情報の安全性も確保されています。
万博での導入とデータ管理
2025年の大阪・関西万博では、約290名のスタッフがゲストサービスアテンダントとして参加し、ゲストへのサービスを提供しました。アテンダントは、「SHIROYAGI」を通じてリアルタイムで情報を共有し、遺失物や迷子の案件を迅速に処理しました。実際、会期中における忘れ物は約14.3万件に達し、アテンダントが処理した内容の約70%がアプリに記録されたとされています。
特に注目すべきは、迷子の捜索と保護の件数がそれぞれ1,841件と1,003件に上ったことです。このデータの集計にも「SHIROYAGI」が大いに寄与したとされています。また、同アプリは貸し出しサービス(ベビーカーや車いす)に関する情報も一元的に管理しており、会期中の利用数は驚異の約9.1万回に及びました。
来場者サービスの質向上
来場者から寄せられたフィードバックによれば、「SHIROYAGI」は使いやすさと迅速な情報共有を可能にし、運営業務のスムーズさ向上に繋がったとのことです。より良いサービスを提供するための一助となり、来場者の満足度向上に寄与しました。
今後も「SHIROYAGI」は、ビッグイベントだけでなく、中小規模のイベントでも活用されることが期待されます。デジタル化の波が進む中で、TSP太陽株式会社の提供するサービスがどのように進化していくのか、要注目です。
TSP太陽株式会社の概要
TSP太陽株式会社は、1970年に設立され、70周年を迎える2025年には、さまざまなビッグイベントの企画・制作を手掛けてきました。イベント運営に関連するすべての業務を一括して支援することができる専門集団であり、国際的な大規模イベントにおける経験と技術を基盤としたサービスを展開しています。これからもダイバーシティやSDGs・ESGへの取り組みを通じて、社会貢献に向けた活動を積極的に行っていく予定です。