採用活動KPIの現状
2022-06-07 10:30:03

採用活動の成功指標:内定数重視の現状と課題、人事担当者の取り組みとは?

採用活動の成功指標:内定数重視の現状と課題、人事担当者の取り組みとは?



人材不足が深刻化する中、企業は採用活動の成功に向けて、様々な指標を設定し、戦略的に人材獲得を進めています。株式会社ウィズアスが実施した「採用活動におけるKPI設定及びKPI達成への課題と解決策」に関する調査では、80%以上の企業が「内定数」を重要な指標として設定していることが明らかになりました。

内定数重視の現状と課題



調査結果によると、採用活動におけるKPIのトップ3は、1位「内定数(もしくは率)」、2位「応募者数」、3位「一人当たりの採用コスト」でした。一方で、「採用後の離職率や定着率」や「入社配属後の評価」といった長期的な視点でのKPI設定は、まだ十分とは言えない状況です。

企業は内定数を確保することに注力していますが、同時に採用後の定着率や活躍を重視する必要があり、長期的な視点でのKPI設定が求められます。

KPI達成に向けた課題:母集団形成、選考ガイドライン、ブランディング



調査では、企業がKPI達成に向けて抱える課題として、「母集団形成」「選考ガイドライン設定」「ブランディング」が上位に挙げられました。

・母集団形成の課題

採用活動において、適切な人材を獲得するために、まず重要なのは母集団形成です。しかし、近年では求人媒体の多様化や求職者の価値観の変化により、従来の採用手法では十分な母集団形成が難しい状況です。

・選考ガイドライン設定の課題

選考プロセスにおいて、公平性と効率性を確保するために、明確な選考ガイドラインが必要となります。しかし、企業によって選考基準や評価方法が異なるため、統一されたガイドラインの作成や運用には課題があります。

・ブランディングの課題

企業の魅力を効果的に伝えるブランディング活動は、優秀な人材を獲得するために不可欠です。しかし、自社の強みや魅力を効果的にアピールするブランディング戦略の策定や実行には、専門的な知識やノウハウが必要となります。

課題解決に向けた取り組み:データ活用や社内環境整備



これらの課題を解決するために、企業は様々な取り組みを行っています。例えば、採用コストの意識を社員に共有したり、データの一元管理システムを導入したり、採用活動に関するデータ分析を進めたりする企業が見られます。

さらに、多様なチャネルに対応し、自社に合った人材を採用するためには、データ分析や社内環境の整備が不可欠です。人事担当者の業務範囲はますます広がり、多岐にわたるスキルが求められる時代になってきています。

まとめ



採用活動におけるKPIは、企業にとって重要な指標であり、その達成には様々な課題が存在します。企業はこれらの課題を克服し、長期的な視点で人材の獲得と育成に取り組む必要があります。

株式会社ウィズアスは、企業の採用活動における課題解決を支援しており、様々なサービスを提供しています。採用活動に関するお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

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