Garmin、新心電図アプリで健康管理を革新
近年、ウェアラブルデバイスの進化が目覚ましい中、アメリカのデータ活用企業、ガーミンジャパン株式会社が新しい心電図(ECG)アプリケーションを発表しました。このアプリは、2025年4月23日(水)より提供が開始され、ユーザーはGarminのウェアラブルウォッチを通じて、自身の心電図を簡単に記録・確認できるようになります。
心電図(ECG)とは?
心電図は、心臓の電気的活動を記録する手法で、医師はこれを使用して潜在的な心拍異常を確認します。Garminの新アプリは、ウォッチに搭載されたセンサーを利用して、心臓の鼓動を制御する電気信号をキャッチします。この情報をもとに、心房と心室が同期していない場合に見られる心房細動と呼ばれる不規則な心拍の兆候を検出することが可能です。
アプリの主な機能
1. 心電図の記録
新しいアプリによって、Garminウォッチで心電図が記録されます。これにより、自身の心拍データを分析し、不規則な心拍の兆候をチェックすることができます。アプリは、経過時間に沿ったグラフ表示に加え、「洞調律」「心房細動(AFib)」「心拍数が高すぎる/低すぎる」「判定不能」といった4つの結果を提供します。
2. 心房細動(AFib)の検出
計測した結果は、グラフとテキストで表示され、心房細動の兆候がある場合には警告も表示されます。心房細動が続くと健康に深刻な影響を及ぼす可能性があるため、異常を感じた際はすぐに医師の診察を受けることが推奨されています。
3. 結果の共有機能
さらに、無料アプリ「Garmin Connect」を利用することで、長期間の計測結果の履歴を確認できます。この情報はPDF形式で出力し、医師と共有も可能です。自分の健康情報を簡単に管理できるのは大変便利です。
アプリの使い方
心電図アプリを使用するには、まず「Garmin Connect」の設定を完了させる必要があります。このアプリはiPhoneやAndroidに対応しており、簡単にインストールが可能です。ウォッチのセットアップ方法は以下の通りです。
1. 手首の骨の上にウォッチを装着。
2. ウォッチで心電図アプリを開き、画面の指示に従います。
3. 安定した姿勢で腕と手首をテーブルに置き、動かないようにします。
4. 時計の金属リングに親指と人差し指を置いて、約30秒間静止します。
5. 記録が完了すれば、アプリで結果を確認できます。
Garminの概要
ガーミンは、1989年に創業されたGPS機器メーカーで、アメリカ合衆国のデータ活用の専門家として広く知られています。創業者の名前から名づけられたGarminは、ナビゲーションや通信デバイスの革新を追求し続け、多くの分野で高い評価を得てきました。数億台のGPS受信機を製造・販売しており、常に黒字経営を維持しています。これからも、健康管理をサポートする革新的な技術を提供し続けることでしょう。
Garmin公式サイトで詳細を確認し、この新しいアプリの導入を検討してみてはいかがでしょうか。