株式会社IDCフロンティアは最近、同社が運営する国産クラウドサービス「IDCFクラウド」において、はてなが提供するサーバー監視サービス「Mackerel」の利用範囲を拡大し、「IDCFクラウド CacheDB」での標準提供を開始しました。この取り組みは、同クラウド環境をより便利かつ効率的に運営できるように設計されています。
Mackerelの利点
これまで、IDCフロンティアは2014年から「IDCFクラウド」のユーザーに対し、Mackerelを無料で提供してきました。このサービスは、単なるクラウドサーバーの監視にとどまらず、仮想ルーター、インフィニットLB、RDB、コンテナといった多様なリソースを一元管理できる点が特長です。これにより、ユーザーは複数のリソースを効率的に監視でき、運用やトラブルシューティングの際に非常に役立っています。
CacheDBへの対応
今回の拡張により、IDCFクラウドのCacheDBを新規作成する際に、MackerelのAPI Keyを設定することで、データベースを作成すると同時にリソース監視の設定を行うことが可能になりました。この新機能により、ユーザーはインフラ管理の統合を進められ、運用の可視化や自動化が促進されることが期待されています。これにより、手間も大幅に軽減され、さらなる利便性が提供されることになります。
IDCフロンティアの背景
株式会社IDCフロンティアは、2009年から国内でパブリッククラウドサービスを展開しており、以来、24時間365日のサポート体制と99.999%の品質保証(SLA)を行ってきました。特に、「IDCFクラウド」は、東西に分かれた全15ゾーンに精巧に設計されたオリジナルのシステムで、新たにリリースされたCacheDBは、その提供ラインアップに加わった重要なサービスです。このような高品質のサービスが認知され、多くの企業がIDCフロンティアのクラウドを導入することで、自社のインフラを強化しています。
最先端の監視技術
「Mackerel」は、はてなが提供するSaaS型のサーバー監視サービスで、オンプレミスや複数のクラウド環境においても有効に機能します。サーバー監視の他にも、クラウドサービスのメトリックやイベントを容易に視覚化し、複雑な環境をシンプルに管理することが可能です。さらに、操作しやすいユーザーインターフェースと豊富なAPIが整備されており、これらが自動化されたインフラ基盤の構築を実現させ、多くの企業にとって大きな魅力となっています。
今後もIDCフロンティアは、より多くのサービスや機能を追加し、ユーザーのニーズに応え続けることを目指しています。Cloud環境を利用する全てのユーザーに対し、更なる価値を提供することが期待されます。
参考リンク
上記リンクから、Mackerelに関する詳細情報を確認できますので、興味のある方はぜひアクセスしてみてください。