いのち会議が発表した「いのち宣言」の概要
2025年4月26日、大阪・関西万博会場で行われたキックオフイベントで、いのち会議事業推進協議会が「いのち宣言」のドラフト版を初めて公開しました。この宣言は、国内外から寄せられた「いのちの声」と「アクションパネル」での議論を基にし、約70の提言(アクションプラン)を反映したものです。
「いのち宣言」の骨子
「いのち宣言」は、いくつかの重要な要素によって構成されています。まず、宣言全体を通じての思いを表現した9行の詩があり、いのちを大切にするための5つの視点が設けられています。
5つの視点
1.
かんじる: 自然や他者のいのちを感じ、いのちの尊さや喜びを認識すること。
2.
まもる: 様々な脅威からいのちを守り、特に傷ついている個々の命に寄り添うこと。
3.
はぐくむ: 多様ないのちを育て、個々の潜在能力を引き出す仕組みを作ること。
4.
つなぐ: 差別や偏見を乗り越え、全てのいのちが一つに結びつく世界を実現すること。
5.
しる: いのちの成り立ちやその意味を学び、知識を深めること。
これらの視点に基づいて、多くのアクションプランが提言され、いのちの声が宣言全体を支える重要な役割を果たしています。
今後の展望
「いのち宣言」は、2025年の大阪・関西万博を契機に、全てのいのちが輝く社会を目指す理念やビジョンを世界へ発信することを目的としています。最終版は、2025年10月11日に開催される「いのち宣言フェスティバル」で発表される予定です。このフェスティバルは、「いのち会議」の理念と目標を達成するための重要なステップとなります。
2495年までに25年間のアクションプランを実施し、様々な仲間たちと協力しながら、2050年に向けての目標達成を目指していきます。
意見募集と参加呼びかけ
現在公開中のドラフト版には、多くの方からの意見を反映させ、改訂を進めていく予定です。皆さまの意見は、以下のURLを介して募集中です。
ご意見はこちらから
「いのち会議」は、国や文化、世代を超えた対話の場として、全てのいのちが輝くための出発点になることを願っています。今後の活動にぜひご参加ください。
【いのち会議について】
いのち会議は、一人ひとりが地球上で生かされているいのちであることを意識し、声を上げるための場です。2025年大阪・関西万博に向け、グローバルなムーブメントを生み出すために活動を続けていきます。