日揮グループ、レノボのDaaS導入で約6000台のPCを迅速刷新
日揮グループ、PC刷新で働き方を支援
日揮ホールディングス株式会社は、エネルギーとインフラストラクチャ分野で行動するエンジニアリング企業グループです。今回、同社がレノボ・ジャパンのデジタル・ワークプレイス・ソリューションとDaaS(Device as a Service)を採用したことが明らかになりました。この導入により、国内約6,000台のPCが最新のデバイス環境に刷新され、社員の働き方に最適な選択肢が提供されることになりました。
デジタル・ワークプレイス・ソリューションの導入理由
日揮グループでは、ビジネス価値を最大限に引き出すためにPCを重要な道具として位置づけています。2018年に行われた以前のリプレイス以降、同社ではデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、業務形態や働き方に適した性能や特徴を持つPCの提供が求められていました。また、全社的なIT環境の統一とセキュリティ管理も大きな課題となっていました。
新しいPCの配布においては、国内だけでなく海外拠点にも目を向けた配布体制が構築されました。例えば、初期設定やキッティングの自動化を実現するAutopilotや、クラウドベースでデバイス管理を行うIntuneといったツールの活用が求められました。このように、セキュリティポリシーの一元化や新環境への移行時の業務継続性を保ちながら、多様なニーズに応じたPC選択を可能にする仕組みが整えられました。
短期間でのPC配布
今回の導入に際し、レノボは日揮グループの従業員のニーズを深く分析し、協議を重ねた結果、5種類のPCを標準モデルとして選定しました。従業員は社内展示会を通じて実際のPCに触れ、業務ニーズに応じた適切な機種を選ぶことが可能になりました。この流れの中で、レノボによる設計・構築、スケジュール調整、現場の要望に応じた柔軟な準備など、高い水準の支援が提供されました。これにより、約5カ月での国内6,000台のPC配布が実現しました。
また、日揮グループにおいては旧PCを引き続き使用できる仕組みが整備されていたため、業務を中断することなくスムーズな環境移行が可能となりました。運用面においても、これまで本社の担当部門が個別に行っていたOSやアプリケーションのアップデートが削減され、業務効率が大幅に向上しました。
デジタル化で生まれた新たな未来
日揮ホールディングスのCIOである澤木章人氏は、「PCを使うことが目的ではなく、ビジネス価値を生み出すための手段であることが重要です。社員の働き方に合わせた適切な機種を提供することで生産性向上を図り、結果としてROIの改善にもつながると期待しています」と述べています。今後、日揮グループでは日本での成功を基に、グローバルでの同様の展開を計画しており、統一されたサポート体制とセキュリティポリシーの適用により、斬新かつ効率的なIT環境の構築を目指していくとのことです。
この取り組みは、働き方の多様化が進む現代において、一人ひとりの生産性を最大化するための前向きな一歩であると言えるでしょう。今後も日揮グループの動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
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レノボ・ジャパン合同会社
- 住所
- 東京都千代田区外神田秋葉原UDX 北ウイング10階
- 電話番号
-
0120-030-984