新たなタクシーサービスで地域支援
東京七福交通株式会社は、タクシー配車サービスを運営するGO株式会社との提携により、乗務員不足の解決と供給力の向上を目指す新しい取り組み『GO Reserve / GO Crew』を2024年10月29日から開始します。このサービスは、未経験者でも始めやすい仕事環境を提供し、地域経済の発展にも貢献することを目指しています。
乗務員不足を解消する新しい仕組み
タクシー業界における人手不足は深刻な問題であり、多くのタクシー事業者が直面しています。東京七福交通は、相対する問題に取り組むべく、新たなアプローチを模索し、2023年からこのプログラムを推進してきました。『GO Reserve』では、パートタイムの二種免許ドライバー『GO Crew』が、主にアプリを利用して運行されるタクシーに乗務します。この仕組みにより、通常の運転業務の負担が軽減され、需要に応じた柔軟な雇用体系が実現されます。
特に特徴的なのは、1日5時間からの勤務が可能で、シフトの調整も自在に行える点です。また、未経験者でも安心して働けるように、業務内容が比較的単純であるため、誰でも手軽に挑戦できる環境が整えられています。すべての車両にはドライブレコーダーが完備されているため、安全面においても配慮されています。
橋本社長のコメント
東京七福交通の代表取締役社長、橋本英晴氏は、今回の取り組みについて次のようにコメントしています。「私たちの使命は、安全・安心を提供し、地域に根ざした公共交通機関としての役割を担うことです。今回の『GO Reserve / GO Crew』を通じて、タクシー業界に新しい働き方を提供し、特に若年層や女性にも興味を持ってもらえるよう努めています。業種の活性化とともに地域経済にも貢献できることを願っています。」
国内での展開状況
『GO Reserve / GO Crew』は、既に全国10都道府県で展開されています。現在、35社以上のタクシー事業者と提携しており、GO株式会社の求人サイト『GOジョブ』を通じて、全国的な人材紹介も進めているため、タクシー業界全体の供給力向上に寄与しています。参加企業の中には、北海道の北都交通、東京都の日本交通やキング交通、そして大阪や兵庫、福岡など様々な地域で活躍する企業があります。
このように、東京七福交通株式会社とGO株式会社の共同プロジェクト『GO Reserve / GO Crew』は、地域社会のニーズに応じた交通手段を提供し、さらなる業界の発展を狙っています。タクシーアプリ『GO』を通じて、ユーザーの利便性を一層高め、地域のタクシー事業者との協力を強化していく意向です。
まとめ
東京七福交通の新しい取り組み『GO Reserve / GO Crew』は、業界のデジタル化と柔軟な働き方の導入を図る重要なステップです。未経験者でも安心して働ける環境を整え、地域のニーズに応えることで、今後の交通サービスの発展が期待されます。タクシー業界の明るい未来に向けた第一歩として、多くの方に利用されることを願い、引き続き活動を進めていくことが求められています。