涸沼での生き物観察会を通じて自然環境を学ぼう!
2025年7月26日、茨城町の涸沼自然公園にて、生活協同組合パルシステム茨城 栃木が主催する生き物観察会が行われます。このイベントには、約50人の参加者が集まり、ラムサール条約に登録された湿地での多様な生物を観察し、その豊かな生態系を体験します。
涸沼の自慢の生態系
涸沼は、その特異な生態系により数多くの希少生物が生息していることで知られています。海水と淡水が交わる環境は、ニホンウナギやクロベンケイガニ、トウキョウダルマガエルなどの多様な生き物を育むのに最適です。特に、茨城町の天然記念物にも指定されているヒヌマイトトンボは、参加者にとっての見どころの一つです。
この観察会は毎年開催されており、子供たちから大人までさまざまな世代の人々が参加し、自然の素晴らしさを実感しています。昨年の回では、絶滅が懸念される希少種や外来種など20種類近くの生物を観察しました。多くの水鳥が繁殖し、エサを求め集う涸沼は、冬にはバードウォッチングイベントも催されるほど、豊かな生態系を持っています。
環境保全への取り組み
涸沼は2015年にラムサール条約に登録され、その重要性が国際的に認められました。この条約は、地域が協力して自然環境を保全し、持続的な資源利用と観察を行うことを求めており、パルシステム茨城 栃木もこの理念に基づいて活動を続けています。年に2回の観察会を通じて、参加者は自然環境の重要性を学び、次世代にその価値を伝える役割を果たしています。
また、パルシステム茨城 栃木は、2022年にクリーンアップひぬまネットワークから「水質浄化活動功労者」として表彰されるなど、その取り組みが評価されています。
「涸沼の生き物観察会」は以下のように開催されます。
- - 日時: 2025年7月26日(土)10時~12時
- - 場所: 涸沼自然公園(東茨城郡茨城町中石崎2263)
- - 内容: 涸沼に関する学習、生き物の解説
- - 講師: 茨城県環境アドバイザー
- - 参加者数: 約50名
この機会に、涸沼の自然環境を学びつつ、多様で豊かな生態系を次の世代に残していくための意識を一緒に深めてみませんか?