Bokksuが約25億円の資金調達を実施
ニューヨークと東京に拠点を置くBokksu(本社:米国ニューヨーク、CEO:Danny Taing)が、シリーズAラウンドで2200万ドル、つまり約25億円の資金調達を成功させました。この資金調達ラウンドはValor Siren Venturesが主導し、Company Venturesやサンクゼール、WiL、Headline Asia、Gaingelsなどが参加しています。
Bokksuのミッションと成長の歴史
Bokksuは2015年、Danny Taingによって設立されました。当初の目的は、「日本の伝統的なお菓子の味や技術を世界に届けること」です。その結果、日本のお菓子の定期購入サービスを通じて、これまでに100カ国以上のお客様に100万箱以上の日本スイーツを届けることができました。これは、世界中の人々にアジア文化を体験してもらうための第一歩となっています。
2017年にはオンライン・マーケットプレイス「Bokksu Market」を立ち上げ、日本国内では入手困難なプレミアムライフスタイル商品を多数取り扱い始めました。さらに、2021年にはアジアの食品に特化したオンライン・グローサリー「Bokksu Grocery」のサービスを開始し、アメリカ人にアジアの食品を身近に感じてもらうことを目指しています。
オンライン・グローサリーの魅力
オンライン・グローサリーとは、食料品などをインターネット経由で注文し、自宅に届けるサービスを示します。この市場は、特にコロナ禍において需要が急増し、Amazonなどさまざまな専門店を含む多様な選択肢が顧客ニーズに応える形で発展しています。
資金調達の背景
今回の資金調達を通じて、Bokksuは既存のプラットフォームのさらなる成長を促進し、日本とアジアのメーカーと、世界中の顧客をつなぐことが期待されます。商品の品揃えの拡大やより素早いデリバリーはもちろん、アジア文化を身近に感じてもらうための独自で魅力的な顧客体験を提供する計画です。Bokksuは、文化の架け橋としての役割を果たしながら成長を続けることが目標です。
投資家の期待
今回の投資を主導したValor Siren Venturesのパートナー、Jon Shulkin氏は「Bokksuのビジネス拡大に貢献できることを嬉しく思います。Bokksuのチームは創業からの短期間で、米国で本物のブランドを築き上げました」と述べ、Bokksuがアジアの食料品プラットフォームを構築する可能性に自信を示しています。さらにWiL共同創業者の伊佐山元氏も、Danny Taingの「日本と世界の架け橋となり、アジア文化を広めたい」というビジョンに共感し、事業の成長を支援する意義を語っています。
Bokksuの概要
Bokksuは、2015年に設立されたD2C企業で、日本の伝統的なメーカーとの関係を基盤としたビジネスモデルを持っています。お菓子のサブスクリプションサービスやプレミアムライフスタイル商品のオンラインマーケットプレイス、アジアの食品を取り扱うオンライン・グローサリーの3つの事業を展開し、世界中へ日本やアジアの魅力を発信しています。そのミッションは、単に商品を販売するだけでなく、その背後にあるストーリーや文化を伝え、アジアと世界の文化の交流を促進することです。BokksuはLGBTQ+及びAAPI(アジア・太平洋諸島系アメリカ人)により運営されています。
企業情報
- - 米国本社:Bokksu Inc.
- - 創設者:Danny Taing
- - 設立:2015年11月12日
- - 資本金:2200万ドル
- - 役員名:代表取締役Danny Taing
- - 所在地:259 W 30th Street, New York, NY 10001, USA
- - 日本法人:Bokksu K.K.
- - 設立:2018年5月14日
- - 資本金:500万円
- - 役員名:代表取締役小谷真一、取締役Danny Taing
- - 所在地:〒160-0023東京都新宿区西新宿8-14-17アルテール新宿1011号
お問い合わせ先
関連リンク
関連リンク - Bokksu Grocery