厚生労働省が主催する第六回『上手な医療のかかり方アワード』が開催され、3団体が受賞という栄誉に輝きました。本アワードは、医療機関との関係性をより良くするための優れた取り組みを評価し、その普及を促進することを目的としています。今回の募集には全国から21団体が応募し、厳正なる審査の結果、以下の3団体が選定されました。
受賞団体
- - 厚生労働大臣賞 最優秀賞: 横浜市立大学医学部YDC
取組名: 『横浜市民に向けた医療についての啓発活動』
概要: 横浜市民が医療について親しみながら学べるよう、体験型の授業を展開しています。小中学校での授業や公開講座、そして医療体験教室などを通じて、地域住民に医療の重要性を伝えています。
1. 兵庫県豊岡保健所
取組名: 『市民が参画した医療計画を作ろうー概要版を全戸配布する試みー』
概要: 住民参加の医療計画を作成し、その概要版を地域に配布。易しい表現でまとめた内容を通じて、住民が理解しやすい医療情報を提供し、行動を促すことを目的としています。
2. パナソニック健康保険組合
取組名: 『レセプトデータを活用したお役立ち係の組織化』
概要: 医療相談を通じて健康リテラシー向上を図り、加入者への多様な医療情報を提供。ポリファーマシー通知をはじめとして、健康と医療への理解を深める施策を展開しています。
アワードの目的と意義
『上手な医療のかかり方アワード』は、保険者や医療機関、関連団体が一体となり「いのちをまもり、医療をまもる」という国民プロジェクトに基づく様々な施策を推進することを目的にしています。今後は、受賞団体の活動が全国に広がり、他の団体にも良い影響を与えることが期待されます。
これらの受賞団体は、新たな医療のあり方を示す重要な存在となり、社会全体の医療に対する理解を深める役割を果たしています。これからも、医療や心の健康に対する意識が高まり、地域が一体となった健康づくりが進んでいくことを願っています。