虎ノ門・麻布台プロジェクト
2019-08-22 11:02:02

虎ノ門・麻布台プロジェクト:未来の都市像を描く緑と人の共生空間

虎ノ門・麻布台プロジェクトの全貌



現在、東京の虎ノ門エリアで進行中の「虎ノ門・麻布台プロジェクト」は、その圧倒的なスケールとユニークなコンセプトで注目を集めています。「Modern Urban Village」をテーマにしたこのプロジェクトは、国際都市の洗練さと小さな村のような親密さを兼ね備えた全く新しい街の形成を目指しています。エリアの広さは約8.1ヘクタールに及び、圧倒的な緑に包まれた全景は、現代の都市生活にふさわしい環境を提供します。

中央には約6,000㎡の広場を持ち、緑化面積は約2.4ヘクタールに及びます。プロジェクトの延床面積は860,400㎡で、オフィススペースは213,900㎡、住宅は約1,400戸が予定されています。メインタワーの高さは約330メートルにも達し、20,000人が働き、3,500人が暮らすことができる街を想定しています。また、年間の来街者数は2,500万~3,000万人と見込まれ、六本木ヒルズに匹敵するインパクトがあります。

歴史と背景



このプロジェクトは、1989年に設立された街づくり協議会を起源としており、約30年という長い歳月を経て推進されてきました。2017年には国家戦略特区法のもとで都市計画が決定され、2019年8月5日に着工。2023年3月31日の竣工を目指しています。森ビルはこのプロジェクトを進めながら、既存のヒルズと連携し、東京の新たな文化と経済圏を創出することを目指しています。

緑とウェルネスをテーマに



「虎ノ門・麻布台プロジェクト」の中心となる概念は「Green & Wellness」です。プロジェクトでは、自然と人間の調和を図りながら新しいコミュニティを形成し、様々な人が集まりやすい環境をつくります。とりわけ足元の空間を広場や緑地にして、まず人の流れを考えた設計から始まるという逆転の発想が特徴です。

この計画では、医療施設の中心に健康的な生活をサポートするスパやフィットネスクラブ、フードマーケット、レストランなどが連携し、人々が「ウェルネス」を実現できる基盤を築くことが期待されています。さらに、プロジェクト全体で100%再生可能エネルギーの利用を目指し、環境に配慮した持続可能な都市づくりに取り組んでいます。これにより、都市は人々の生活の質を高めることが可能になるのです。

シームレスなつながりと多様性



「虎ノ門・麻布台プロジェクト」は、オフィスや住宅、ホテルなどの各施設を単独ではなく、あらゆる営みがシームレスにつながるように設計されています。「暮らす」「働く」「集う」「憩う」「学ぶ」「遊ぶ」といった日常生活が相互に影響し合い、新たなライフスタイルを育む場として機能します。こうして、緑あふれる環境の中で人々が共生する新しい都市像が描かれています。

世界のトップクリエーターたちの参加



このプロジェクトは、世界中から集まったトップクラスのクリエーターたちによって支えられています。低層部のデザインにはロンドンオリンピックの聖火台を手掛けたトーマス・ヘザウィック氏が関わり、3棟の超高層タワーは建築家シーザー・ペリ氏のチームが担当。他にも日本からは藤本壮介氏が参加し、商業エリアのデザインを行っています。これらの一流の才能が、プロジェクトの個性を豊かにし、独自の都市生活の実現に寄与しています。

結論



「虎ノ門・麻布台プロジェクト」は、東京の新たなシンボルとして、文化と経済の交流の場を提供し、未来の都市像を築く重要なステップです。既存のヒルズとの融合により、国際的な都市としての東京の魅力を高めるとともに、多様な人々が集い、共に成長していく場所としての役割を果たします。これからも目が離せないプロジェクトの進化に期待が集まります。

会社情報

会社名
森ビル株式会社
住所
東京都港区六本木6丁目10番1号六本木ヒルズ森タワー
電話番号

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