伊豆大島火山博物館の新時代 - ジオノスの魅力
東京都の大島町に位置する伊豆大島火山博物館が、2025年7月1日に新たな施設「ジオノス」としてリニューアルオープンします。この大規模な改修は、単なる展示を超えて、訪れる人々に火山の驚異や自然の魅力を体感させることを目的としています。
1. 伊豆大島火山博物館の歴史
伊豆大島火山博物館は、1990年に開館し、三原山や火山のメカニズム、そして噴火の脅威について、多様な方法で学ぶことができる施設です。火山の種類や噴火災害の実際を示すために、実物資料やインタラクティブな体験装置が設けられており、来館者にとっての学びの場となっています。
今回のリニューアルに伴い、火山だけでなく、自然や人々の生活、防災への意識も高める教育拠点を目指し、進化を遂げます。
2. プロジェクションVRシアターの魅力
この新施設の目玉は、プロジェクションVRシアターです。特別なゴーグルを必要とせず、来館者は360度囲まれた映像体験を通じて、火口の動きや美しい自然を全身で感じることができます。
シアターには5台のプロジェクターが配置され、正面と左右の壁面、さらには床にも映像が映し出されます。正面のスクリーンは約250インチの大画面で、立体映像と音響が融合し、視覚だけでなく聴覚も刺激し、まるでその場にいるかのような体感が提供されています。
3. 高精細映像による新たな体験
上映される映像コンテンツは、最新鋭のドローン技術と高解像度のVRカメラによって撮影された8K映像から成り立っています。普段は立ち入ることのできない三原山中央火口の空撮や、壮大な景色を上空から捉えた映像は、来館者に新たな視点を提供し、火山の息吹を感じることができるのです。
特に注目すべきは、「足元すべてが活火山」と題された映像では、伊豆大島全体が活火山であることを強調し、過去に起こった噴火の歴史を迫力ある映像で表現しており、訪れる人々にその危険を認識させると同時に、火山とともに生きる人々の物語も描かれています。
「火山とともに」という作品においては、火山の影響を受けた独特の地形や、そこに暮らす人々の生活への影響が詳しく紹介されています。噴火という自然現象が人々の生活を形作る一方で、彼らがどのようにその地形を活用して発展してきたのかが描かれ、観る人々に深い理解を促します。
このように、4面投影を駆使した映像体験によって、伊豆大島の自然や人々の営みを新しい視点から体感できる仕組みが整えてあります。
4. お問い合わせ先
このリニューアルに関する問い合わせは、NTT ExCパートナーのDXソリューション部にて受け付けています。
NTT ExCパートナーDXソリューション部 コンテンツ部門 貞安
メール:
[email protected]
NTT ExCパートナー 経営企画部 大竹、岩佐、大槻
電話:03-5860-3360
メール:
[email protected]
伊豆大島火山博物館のリニューアルは、訪れる人々にとって新たな冒険と発見の場となることでしょう。自然の驚異と人々の活動を通じて、より深い理解が得られる期待感が高まります。